菅家一郎の発言 (本会議)
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○菅家一郎君 自由民主党の菅家一郎であります。
私は、自由民主党を代表し、ただいま議題となりました福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律案について質問させていただきます。(拍手)
まず冒頭に、北海道知床半島沖で乗員乗客二十六名を乗せた観光船が浸水して消息を絶った事故によりお亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表するとともに、懸命に続けられている捜索活動により、行方不明となっている方々が一日も早く救出されることをお祈り申し上げます。
東日本大震災そして東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生してから十一年の月日がたちました。また、最近でも、二度にわたって、福島県沖を震源とする大きな地震が被災地を襲っています。
改めまして、震災でお亡くなりになられた方々、御遺族の皆様に哀悼の誠をささげるとともに、現在も避難生活を強いられている方々、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
原子力発電所の事故によって被災した福島を、私たちは責任を持って復興させていかなければなりません。事故の収束はもとより、夢と希望にあふれた福島の創造的復興を成し遂げるためには、単に震災以前の状態に戻すことを目指すのではなく、福島において新しい研究開発を推進し、原発事故の福島から研究開発の福島へ、抜本的な転換を図る必要があります。
そして、本法案で新しく設立しようとしている福島国際研究教育機構は、各市町村で帰還できていない人が数多くいらっしゃる中、困難な課題を抱える避難指示区域を始めとする福島の復興に寄与する大きな起爆剤となるものだと考えています。この国家的プロジェクトを何としてでも成功させるべく、政府においては、覚悟を持って、また、政府一丸となった取組を求めたいと思います。
かかる前提の下、以下、本法案の内容等について質問をいたします。
まず初めに、福島国際研究教育機構の設立に当たり、復興大臣の決意について伺います。
福島国際研究教育機構が、我が国の科学技術力及び産業の国際競争力の強化に貢献するものであり、さらには世界に誇れるものとするためには、復興大臣のリーダーシップの下、省庁間の縦割りを超えるものである必要があり、復興庁の強いリーダーシップを発揮することが重要であると思いますが、西銘復興大臣の御決意について伺います。
次に、福島国際研究教育機構の役割について伺います。
これまで、福島では、福島イノベーション・コースト構想が進められてきており、既に様々なプロジェクトの具体化や産業集積に向けた取組が進められてきています。例えば、福島県立医科大学においては、復興予算を活用し、新しい感染症の分析にも活用できるような新たな研究開発に取り組んでおり、新たな創薬につながるこうした取組をより一層推進する必要があります。そして、これらの取組を更に発展させていくためには、福島国際研究教育機構の役割が重要になってくると考えます。
福島を始め東北全体の創造的復興に向けて、福島国際研究教育機構は福島イノベーション・コースト構想の中でどのような位置づけとなるのか、西銘復興大臣にお伺いをいたします。
次に、研究者等の呼び込みについて伺います。
世界に誇れる研究開発を進めていくには、国内外の優秀な研究者等が福島国際研究教育機構における研究開発等の活動に参画していただく必要があります。そのためには、研究者等に対する処遇の確保や研究環境の整備はもちろんのこと、研究者の御家族にも福島に来ていただけるよう、生活環境の整備も重要です。
福島に優秀な研究者等を呼び込むためにどのような対策を講ずる予定なのか、西銘復興大臣に伺います。
次に、福島国際研究教育機構における研究内容について伺います。
福島国際研究教育機構が地元の夢や希望となるものとしていくためには、福島だからこそ取り組むべき研究開発、あるいは福島だからこそ取り組める研究開発を行っていくべきと考えます。
この機構が世界に冠たる研究機関となるよう、どのような研究開発を進めていくのか、西銘復興大臣にお伺いいたします。
最後に、福島の復興再生が本格的に始まったばかりであり、今後も中長期的な対応が不可欠です。震災から十一年が経過する中で、全国に、そして世界に誇れる福島をつくっていくためには、福島国際研究教育機構が中心となって取組を加速させていくことができるよう、本法案の早期成立を訴えて、私の質問といたします。
ありがとうございました。(拍手)
〔国務大臣西銘恒三郎君登壇〕