上川陽子の発言 (予算委員会)
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○上川委員 自由民主党の上川陽子でございます。
本日は、私にとりまして、十数年ぶり、四度目の予算委員会での質問となります。こうした機会をいただきました皆様に心から感謝申し上げます。
質問に先立ちまして、新型コロナによりまして亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、病床や御自宅で療養されている方々に心からお見舞いを申し上げます。また、国民の命と暮らしを守るために第一線で懸命に御尽力いただいている、医療、介護を始め、エッセンシャルワーカーの皆様に心から感謝を申し上げます。
振り返れば、一度目の二〇〇五年の質問で、私は、当時の谷垣財務大臣に対し、基礎的財政収支の均衡、いわゆるプライマリーバランスへの政府の覚悟を問う質問をいたしました。当時は、二〇一〇年代初頭におけるプライマリーバランス達成に向けて、公債発行額を三十兆円以下に抑えるという総量規制の縛りが予算編成に当たって強く意識されていた時代でありました。
二〇〇九年、二度目の質問では、当時の麻生総理に、行き過ぎた市場原理主義、新自由主義への反省についてお考えをお聞きしました。ちょうど、リーマン・ショック後の世界金融危機で日本が不況の真っただ中にある頃でございました。
十年一昔といいますが、当時日本が置かれていた状況と今日の状況は、経済的にも社会構造的にも格段の違いがあることに気づかされます。そして、その後の世界における日本の経済的地位の低下には、残念ながら歯止めがかかっておりません。
私自身、初当選から今年で二十二年目でございますが、常に心に置いている物差し、不易流行であります。変えるべきものを変える勇気を、変えることができないものを受け入れる冷静さを、そして、変えるべきことと変えられないことを見極める知恵を。国民の不安感が高まり、変化の激しい、国難とも言える時代において、今、日本という国の不易流行を見定め、変化に果敢にチャレンジするリーダーが求められています。
そうした観点から、以下、総理並びに閣僚の皆さんに質問いたします。
現下の最大の危機は、何といっても、一昨年以来、二度の冬を越した新型コロナウイルスとの戦いであります。
オミクロン株については様々な特性が既に明らかになっているようでありますが、そうした知見を踏まえまして、感染急拡大の中、どのように対策を実行していくのか。
特に、子供、若者の感染者が急増している中で、ワクチンを接種していないお子さんの場合、副反応や中長期的な後遺症に不安があってワクチン接種を逡巡している状況も踏まえ、お子さんや親御さん、その心配にしっかり寄り添った対応が必要となります。また、子供が発熱した場合などに、すぐに医療機関に受診できる体制が整っているのでしょうか。
第五波の際に保健所と医療機関の連携が十分でなかった反省を踏まえ、関係機関の連携をしっかり整え、自宅療養も含め患者一人一人の状況に応じて迅速かつ十分な対応ができるよう、万全を期すべきと考えます。今回は、急激な感染拡大で保健所機能が既に限界になっている地域もあると聞いております。疫学調査の縮小、健康観察の重点化、医療機関に協力を求めるなど、オミクロン株の特性に応じた対応を講じるべきと考えます。
以上の点につきまして、総理の御答弁をお願いいたします。