北神圭朗の発言 (予算委員会)
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○北神委員 ありがとうございます。
一時保育は一種、待機児童のような、これは多分、都市部中心だと思いますけれども、そういった状態になっていますので、ここを拡充することが非常にこの方たちにとっては大きな救いでありますので、ここを是非早急に充実を要請したいというふうに思っています。
いずれにせよ、少子化という問題は、総理が掲げている新しい資本主義というんでしたら、やはり最優先に私はやるべきだというふうに思っています。
なぜなら、少子化の一番の原因である、経済的な理由で結婚したいけれどもできない、子供を欲しいけれども経済的な理由で産めない、産まない、これ自体が国として誠に私は情けない話だというふうに思っています。先ほど経済成長の話もさせていただきましたが、経済にとどまらず、国の力、国力そのものの問題だというふうに私は思っています。
一つは、例えば、こういう話をすると、若い人たちばっかりや、何でそんなことばっかり言うんだというふうに言われます。しかし、医療、年金、介護、お年寄りの老後を支える社会保障の財源の七割以上が、現役世代が保険料や税金で負担をしているわけであります。年金が毎年毎年削られるのは、この人たちがどんどん減っていって、財政の基盤というものが崩れているからであります。
二つには、国の防衛、災害、これに当たっている自衛隊も、どんどん数が減ってきている、いわゆる採用の数が減っている。計画割れ、五年連続続いたこともありました。
地元の京都の自衛隊の地方本部長、これは亀井さんという女性の方でしたが、この方が講演の中で、最後に、質疑のときに、皆さん、自衛隊にとっての最大の脅威は何でしょうか、こういうふうに聞いたんですよ。まあ、みんな、愛国者たちが、北朝鮮、中国、こう言うんですよ。そうしたら、違います、少子化ですと。こんなに自衛隊に入る人たちが減ってしまって、一体どうやって中国や北朝鮮と伍するんだ、誰が一番この状態を喜んでいるんだ、それは習近平や金正恩さんに違いない、こういう話もあったわけでございます。
もう一つは、国力の問題という意味では、例えば、地域の活気、それから中山間地域のいわゆる過疎化の問題ですね。東京一極集中をやめてどんどん地方に呼び戻すとかいっても、全体のパイが減っているわけですよ。農業の新規就農といっても、若い世代がこんなに減っている。これはとんでもない話だというふうに思っています。
最後に、経済の問題でも、よく、いや、そんなに人口を増やすといったって時間がかかる、生産性を上げなあかんと。生産性を上げるというのはそんな簡単な話じゃないんです。
もっと言えば、生産性によく結びつく技術革新、これは日本銀行が調査をしてこういうレポートを出しています。技術革新というのは、やはり、実は若い世代が一番柔軟で大胆な発想を持っている、実は少子化というのは技術革新にも悪影響を及ぼす、こういうレポートもあるわけでございますので、これはやはり国力全体の問題だということを申し上げたいというふうに思っています。だからこそ力を入れるべきだというふうに思っています。ですから、数百億円増やすとかそういう話じゃなくて、お金がかかります。これは数兆円の話です、本格的にスウェーデンやフランス並みにやるのであれば。
どうせね、これは財務大臣に聞きたいと思いますけれども、財務省はこれは嫌がるわけですよ。嫌がるんですわ。でも、財務省に私、言いたいのは、単年度の赤字を減らすだけが仕事じゃないんじゃないの、やはり、人の営みの中で最も尊い子育てをしっかりと支援して、国民が豊かに生活をし続け、そして、若い人たちがそれぞれの夢や志を実現できるような道筋を示すのも、私は財務官僚の仕事だというふうに思います。(発言する者あり)そうですよ。予算官庁じゃないんですよ、財務省は。経済官庁であります。であるならば、経済の成長の話をしっかりと国民に向けてしなければいけないと私は思います。
私は何も、また十万円配ってくれとか、そんな話じゃないんです。目先のばらまきをしたいとかそういう話じゃなくて、今申し上げたような、子育て、少子化対策に向けるような、国力そのものを底上げするような、こういったことを財務省として示すべきじゃないか。こういう経済成長論というものがあって初めて、私は、その中で財政規律、いかに経済成長の中で赤字を減らしていくのか、これを示すのが財務官僚であり、そのぐらいの大きな国家的視野を持って、財務官僚にはその能力と使命感を発揮してもらいたいと思います。
大臣、どうですか、ちょっと指導してやってもらえないですか。