萩生田光一の発言 (予算委員会)
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○萩生田国務大臣 新型コロナウイルスの発生直後から、当時、委員は文科副大臣で、私と一緒に、これはもう、一年で何とかワクチンを国内生産しようということで、全国を駆け回っていただきました。私も覚えていますけれども、カルタヘナ法で、遺伝子の組み換え研究をしなきゃいけない、通常半年かかりますけれども、もう目標は国民の命を救うことで、明らかに研究目的が分かっているんだからということで、二人で相談をして、大げさじゃなくて、中三日で許可を出したという、こういう経験もございました。しかし、いまだ国内ワクチンの生産に至っていません。
そこで、仮にそういった許可を得たとしても、日本の製薬会社の場合は、非常に一個一個の工場というのは限りがあります。今回、委員がお話しされた企業が、福島県において、海外の技術も活用して、まさに民間の力でワクチン製造工場の建設計画を進展されていることにまず敬意を表したいと思います。最先端のバイオ技術の拠点として、福島復興の大きなエンジンになることを期待しています。
その上で、昨年末に成立した補正予算では、平時はバイオ医薬品などを製造する民間の製造設備であるものの、感染拡大といった有事の際は、官の要請によってワクチン製造に活用させていただくというデュアルユース生産設備の整備支援に二千三百億円を計上しました。これは、既存の製薬会社でスペースがあったらもう一ライン造ってくれ、これに対しては国が九割投資をしますと。平時はおたくの会社のバイオ医薬品を作っておいてもらって結構だけれども、万が一のときには国の要請に応じて協力してもらうという、こういう仕組みをつくらせていただきました。
これは、私はこの取組を、官民の協力による、文字どおり新しい資本主義の象徴のプロジェクトであるというふうに考えておりまして、ワクチン製造やそれに不可欠な部素材の国内製造拠点の整備も併せて進めることにより、今後、パンデミックが発生した際においても国民に必要なワクチンを国内で製造できる体制を官民で協力してつくり上げていきたいと思います。
一つの工場では一ラインあるいは二ラインかもしれませんが、こういった民間の皆さんの御協力をいただいたり、この福島の工場、御支援をさせていただく中で、瞬時に国民の皆さんのワクチンが作れる体制というのをしっかりつくっていきたいと思います。