山本剛正の発言 (予算委員会)
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○山本(剛)委員 無理なお願いというのは私も分かりながら質問をしているんです。だけれども、これだけやはり化石燃料というものに対しての認識が世の中の中で残念ながら高くはない、もう下げればいいんだ、削減すればいいんだみたいな、そういったものに、やはり私はどうしてもくさびを打っていかなければいけない、警鐘を鳴らさなければいけないという思いで今ここに立っています。
化石燃料だけを悪者にしたCO2削減、脱炭素の議論は、これは絶対、雰囲気に流されちゃ駄目なんです。行け行けどんどんでやって、後から、例えば、先ほども申しましたとおり、日本の道路計画やそういった石油製品の製造計画にやはり影響が及んでは絶対にいけない。これは是非、冷静な議論を、まあ、一番私が興奮しているんですけれども、冷静な議論をしていただければなというふうに思っております。
鳩山政権のときに、二五%CO2削減という高い目標を掲げたことがまず発端でありました。しかしながら、これは、原子力の依存度を五〇%にまで高めるということに担保されていたわけですよね。
今、原子力、やはり議論がなかなか難しいじゃないですか。でも、野心的な目標をやはり掲げるためには、原子力の議論も正々堂々とやりましょうよ。これは私の仲間が後日やると思いますので、是非、総理もしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
やはりそういったときも、残念ながら、その五〇%の依存度というのは東日本大震災の事故でもう到底かなわないことになってしまったんですが、そのときにも、本当に電力需給が逼迫しているにもかかわらず、無責任にCO2削減だけを声高に叫ぶ人たちがいたんですよ。
その後は、電力供給の安定化を図らなければいけないということで、我々が、私もその中に入っていたんですけれども、何とか原子力の再稼働に向けて、当初の本当の厳しい安定基準を満たしたものは再稼働をしようということになったんです。
そうしたら、その決めた次の日の朝、国会に来てみたら、時の総理大臣がストレステストとか言うんですね。原子炉にストレスを与えるのはいいけれども、我々にまでストレスを与えるような総理大臣だったんですよ、そのとき。それから、今度また……(発言する者あり)誰というのはちょっと言えないですけれども。
国の根幹とも言えるエネルギー政策ですから、短期的な視野というのももちろん大事です、大事ではあります。しかしながら、長期的な視野に立つことももちろん重要なわけでありますから、こういったことを総合的に勘案して、是非、この脱炭素の議論を、総理はリーダーシップを持って進めていただきたいというふうに思います。
こんなことをやる人はいないと思いますけれども、例えば、民間の中でも、ファイナンスをつけたいがばかりに、今、脱炭素を言っておくとファイナンスがつきやすいとかいうのもあって、そのために短期的なカーボンニュートラルを言っている会社とか、そういった、脱炭素で叫ぶ人たち、自分の都合のいいように持っていきたいというので、今、時流に乗ってという人ももしかしたらいるかもしれない、そんな人はいないと思いたいけれども。そういったことも、やはり政府としては考えていっていただきたいと思います。
年末のCOP26の総理のゼロエミ演説、私はあれはすごい重要だったと思います。まあ、化石賞を取られたということでちょっと不名誉みたいなことも言われていますけれども、しかし、私は重要だと思っています。ただ、総理の言うアジア・ゼロエミッション共同体、あったかと思うんですが、これは具体的には何なのかということをちょっとお示しいただきたいなと思います。
カーボンリサイクルやCCSなど、排出削減ではない分野へ取り組む覚悟を強く持っていただきたいということと、そもそも、CO2削減を、環境問題として取り組むのか、ビジネスチャンスとして取り組むのかで全然違うんですよね。環境問題で、とにかくCO2を削減しよう、削減しようだけで、そこに目が行ってしまうのか、それとも、いや、これはビジネスチャンスなんだ、だからこそやらなければいけないんだという視点に立ってやるのか、どっちなのかということをまたお示しをいただければなというふうに思います。