鷲尾英一郎の発言 (予算委員会)
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○鷲尾委員 かなり前向きなんだというふうに受け止めさせていただきましたので、来週、期待しています。
ということを申し上げて、ちょっと末松大臣には申し訳ないんですけれども、質問通告、幾つかあったんですが、ちょっと時間の関係で飛ばさせていただきたいというふうに思います。
残り十分ちょっとでありますので、続いて、新しい資本主義についてちょっと質問をさせていただきたいと思うんです。
新しい資本主義、いろいろ予算委員会でも議論されて、私、あらあらの理解でありますけれども、岸田総理、相当賃上げにこだわってやってこられているんだろうなというふうに思いますし、普通、賃上げを実現するためには、やはり高い付加価値を生み出し続けなきゃいけないんだ、そのためにイノベーションもしなきゃいけないし、地方の課題解決をしっかりとやっていくんだ、地方の課題解決自体がそもそも付加価値を生み出すエンジンなんだ、そういうふうに、私、いろいろなやり取りを聞いて、あらあらの理解ですけれども、そう思っているわけであります。
そういう意味では、私、既にある程度実績が出ているものとしては、農林水産物の輸出が挙げられるんじゃないかというふうに思っています。もちろんこれは、地方の経済、農業にも非常にインパクトのあるものでありますし、実際、コロナ禍の二〇二〇年、二〇二一年も続けて輸出額は拡大しておりますし、昨年は初めて一兆円を超えたわけですよね。確報値は来週、二月四日に出るということでありますけれども、十一月まででもう既に約一兆一千億円ですから、一兆円を超えている。
政府の目標はかなり野心的で、二〇二五年二兆円、二〇三〇年五兆円ですから、これに向けて是非頑張っていただきたいと思いますし、ただ、それを生み出すための輸出産地、この状況がどうかというと、これは、金子大臣も御案内のとおり、そんなに今うまくいっている状況じゃないんじゃないかなと私は思っています。
農業法人等につきましては、輸出拡大が期待できる割合が高いということで生産拡大も意欲的なのでありますが、他方で、農協系統は、意欲があってもなかなか生産の維持拡大には課題を抱えているところも随分多いと聞いております。
輸出拡大の生産量をどんどん増やしていく、しかもその目標に従って増やしていくということになれば、当然、今のままではよくなくて、生産力強化をもっと促していかなきゃいけない。もちろん政府もそれを目標としていますから、いろいろな政策を打っているわけですけれども、私、特に、GFPグローバル産地づくり推進事業とか、品目別にいろいろな目標を掲げたりされたりなんだりしていますけれども、その担い手である意欲ある若手とかベンチャーなどが主体となって輸出産地づくりに取り組んでもらうということも、やはりこれは、どんどんどんどん生産力を強化していくという意味では大事だと思っております。
その点で、新たにリスクマネーを供給していく点が必要不可欠だと思っておりまして、政府も、投資円滑化法でリスクマネーの供給主体をしっかりと増やしているんだと承知しております。
それでなんですけれども、リスクマネーの供給という役割のある投資会社、投資組合というのはかなり設立されておりますが、法律とその施行規則を見ますと、林業や漁業法人に対しては、いわゆる円滑化法に基づく投資会社、投資組合は一〇〇%投資できますが、農業法人についてだけ、五〇%しか出資できないんですね。
これは、岸田内閣が、新しい資本主義をやっていくんだ、高い付加価値を生み出し続ける必要性があるんだ、地方の課題解決を通じて付加価値を生み出すんだ、こういう部分、文脈からいくと、輸出促進というのは本当に大事だと思っているんですよ。その担い手を育成しなきゃいけない状況で、農業法人のみ出資の上限の規制があるというのはどういう意味なんでしょうか。