葉梨康弘の発言 (予算委員会)

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○葉梨委員 いや、そのとおりなんですが、こういう答弁だから、この統計の問題というのはなかなか国民には分かりづらいんです。
 要は、二十五年四月に係数を掛けたことで受注高が跳ね上がったけれども、二十五年のGDPには、その係数を掛ける前のデータがあるので、それを三年前と比較をしていました。そして、係数を掛けた後の比較ができるのは平成二十九年から以降ということなんです。資料の二としてお配りをしています。ですから、これはGDPをかさ上げさせるという意図はなかったということです。
 しかも、さっき言っていた係数を掛けるというその作業、検討というのが始まったのは平成二十二年、民主党政権の下ですから、その意図はなかったということ、これは明らかになったと思います。
 ただ、そこで問題が生じてしまったんです。さっき、報告しなかった月を報告した月の受注高に足すという処理がずっと行われていた、それが継続されてしまいました。となりますと、報告しなかった月については、月ごとにもう既に係数を使って受注額を推計していますから、そこはもう数字があるんです、ゼロじゃなくて。同じ数字が、今度は報告し忘れた月で報告されます。これも一緒に合算してしまえば水増しになる。これが書換えの実態で、いわゆる二重計上問題と言われるものです。
 ただ、そうはいっても、これは褒められた話じゃないんです。こっちの受注統計、図がありますが、つまり、かさ上げされたもの同士の伸び率自体はかさ上げする前の伸び率とほとんど変わりません。同じようなかさ上げが行われている。褒められた話じゃない。ですから、GDP統計に跳ねる伸び率というのはほぼ変わらないということが見えるということなんです。
 でも、さっきも言いましたけれども、全然褒められた話じゃないですよね。しかも、元々この統計を、一生懸命皆さん考えたんだと思います、それで、係数を掛けることによって受注統計を完成高の統計に合わせて、リアルタイムで、額としても、定性的なものじゃなくて、伸び率とか内訳というんじゃなくて、定性的なものじゃなくて定量的にも使えるもっといい統計にしようと思っていろいろな作業をやっていたんだけれども、その元データが二重計上ということになっちゃったので、それにも使えなくなってしまった。ある意味で、税金の無駄遣いといえば税金の無駄遣い。これはもう反省しなきゃいけないだろうと思います。
 その二重計上に気づいた国交省、令和二年一月に各都道府県に対して、遅れて報告された調査票、これを、記載された受注高を合算するという作業をやめるように指示したといいます。もっとも、調査報告書、これによりますと、その指示が徹底されていなかったり、本省内でデータの一部の書換えが行われていたという話があります。
 ただ、令和二年一月の改善に向けた努力、これがなされたことは、確かにそのとおりなんです。大臣は臨時国会でそのことを答弁されたんだと私は思っています。
 もっとも、そうはいったって、再発防止とか復元ということを考えたら、徹底的にその経緯を調査しなきゃいけない。その意味で、総理の指示で第三者委員会をつくって徹底的な調査を行った政府、国交省の姿勢というのは、私は評価できると思います。
 また、誤った方法によって集計されたデータ、これを放置されるというのも、これも問題です。データの復元というのは必須だと思います。ただし、国交省からは、復元には時間がかかるというお話も聞きました。
 大臣から、再発防止への決意と復元に時間がかかる理由、これについて簡潔にお答えをいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 葉梨康弘

speaker_id: 24180

日付: 2022-01-31

院: 衆議院

会議名: 予算委員会