尾身茂の発言 (予算委員会)
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○尾身参考人 私は、今、委員の御質問に対して、これは非常に重要だと思います。
それで、私どもは、今、多くの日本の社会の人々が、ある意味では、一方の人々はこれはもうインフルエンザと同じじゃないかと言う人がいて、一方でもう緊急事態宣言を出すべきだと言う。同じ現象を見ていても、ある意味では非常に両極端の意見が実際にあるということで、そういう中で、私は、基準というものも、これは出すときには当然必要で、そのときには総合的ということはこれはもう当然のことで、一つの指標は全体の部分の一部しか表しませんから、当然、総合的な指標にするというのは、多分、これは多くの人のコンセンサスだと思います。
そういう中で、私は、今一番大事なことは、オミクロン株で今こういう状況になっている、これが、今までのデルタ株と一体何が違うのか、どういう特徴があるのかというのをしっかりと分析することは、我々専門家の最も重要なことだと思います。そういうことが、今のところは必ずしも国民、社会一般の中では理解されていないからこういうことが起きているわけで、一体どういうこと、オミクロン株というのは、一体どこが今までと共通で、どこが違うのか、現場で何が起きているのか。それは、例えば、今までは飲食店を中心の対策というのが取られたけれども、飲食店だけの対策ではもうこれは効果がないことは、我々専門家はそう思っております。
最初に去年のクリスマス、それから今年の成人式で、感染が若い人を中心にだったのが、これを契機に、今いろいろなところにもう感染が広がっている。高齢者にも行っているし、学校に行っている、家庭に行っているということで、こういう状況をまず認めて、その中で、一体、重症者の人にどう対応するのか、あと子供に対してどう対応するのか、今、社会機能維持をどうするか、こういう問題をしっかりと明確にした上で、対策をどうする、仮に緊急事態宣言をするなら、そうした基準。そういう考えが、私は今一番求められているんじゃないかと思います。