越智隆雄の発言 (予算委員会)

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○越智委員 山際大臣、成長戦略についても力強い御発言をありがとうございました。この賃上げというのが本当に日本経済の生死を分けるような大きなテーマだと思いますので、その環境整備に政府として全力で努めていただきたいというふうに思います。
 それでは次に、デジタル田園都市国家構想についてお話を伺ってまいります。
 岸田総理は、このデジタル田園都市国家構想を新しい資本主義に向けた成長戦略の最も重要な柱だというふうに位置づけられました。私は自民党のデジタル田園都市国家構想推進委員会の役員でもありまして、党内で議論を進める立場でございます。ですので、ちょっとこの構想の源流に当たってみました。
 皆さん御存じのことだと思いますけれども、一九八〇年に、四十数年前に大平正芳総理がまとめられた田園都市国家構想が源流でございます。大平正芳総理は、今、岸田総理が会長を務める宏池会の当時の会長。
 そして、この文書がないのかと思って探したんですけれども、ございました。国会図書館にございまして、大平総理の政策研究会報告書。分厚い、五センチぐらいの本で、八百ページにわたる本でございまして、大平総理の後を継がれた鈴木善幸総理が取りまとめをされておられました。当時、九つの研究グループが報告を作りまして、そのうちの一つのグループのテーマが田園都市国家構想でありました。
 田園都市国家の理念とはどういうものかというのが書いてありまして、読ませていただきます。
 都市に田園のゆとりを、田園に都市の活力をもたらし、両者の活発で安定した交流を促し、地域社会と世界を結ぶ、自由で平和な開かれた社会、そうした国づくりを目指す構想を我々は田園都市国家構想と呼ぶと書いてありました。加えて、閉鎖的な地域主義への回帰ではなく、移動への欲求や高度の選択の自由と多様性を保障する開かれた地域主義を目指すものであるとも書かれておりました。
 今読んでも、色あせないといいますか、見事な着眼ですし、発想、構想だと私は敬服をいたしました。
 岸田総理は、この田園都市国家構想にデジタルという言葉をつけ加えられました。当時から課題として語られていたのが、情報格差の解消というのは当時はなかなか難しいということが言われておりましたが、デジタルの力を使って地域間の情報格差を解消するんだという思いを込めてこのデジタル田園都市国家構想ということを打ち立てられたのかなと私は思っているんですけれども。
 大平総理の田園都市国家構想を踏まえて、四十年の時空を超えて、岸田総理がデジタル田園都市国家構想を成長戦略の一環として掲げた真意、狙いをお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 越智隆雄

speaker_id: 18983

日付: 2022-02-21

院: 衆議院

会議名: 予算委員会