後藤田正純の発言 (予算委員会第四分科会)

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○後藤田分科員 これはそもそも、大臣、役人は今までずっとこれを変えてこなかった、触らなかったんですよ。つまり、何が言いたいかというと、これは高野連の問題だけじゃなくて、学生スポーツって、大臣、主催者は学校じゃないんですよ。全部、興行主なんですよ、スポーツ団体とか連盟とかね。
 その割に、資料を配りましたけれども、日本野球連盟の野球憲章、これもずっと、改正もなされているけれども、そこの前文の一丁目一番地に「学校教育の一環として位置づけられる。」「学生野球は経済的な対価を求めず、」と書いてあるんですね。だけれども、経済的対価を求めないといっても、毎日新聞と読売新聞が主催してやって、NHKがそれを公共放送なのにがんがん放送して、甲子園球場のあらゆるメーカーのスポンサーの名前ががんがん報道されているんですよ。
 つまり、高野連は対価を求めないけれども、子供たちの感動の対価は新聞社や企業が持っていくんですね。アメリカのNCAAは、さっき話がありましたが、大学がしっかり管理して、そして放映権もしっかり管理して、そしてそれを大学に公平に、公正に分配しているんですよ。僕は、その方がよっぽど正しいと思いますよ。
 しかも、野球憲章ってすごいことを書いていますよ。これは、文科省や教育委員会よりも上位概念の団体なんですか。そういう人たちが、何か教育をすごく語られて、なおかつ自分たちの主催する大会しか出ちゃいけませんよみたいな、こういうことを文科省、教育委員会、学校はずっと許してきたんですよ。
 もっと言うと、学生スポーツ、サッカーも読売新聞、高校バレーもフジテレビ。でも、ああいうところはちゃんと、例えばスポーツメーカーのマークがついても何も言わない。だけれども、野球だけは、グローブとスパイクは駄目だとか、何か訳の分からないルールがあるらしいんですよ。
 私の友人も、大学で監督をやっていたら、マークが大き過ぎるとか、そういうのを注意されたと。いやいや、いいじゃないですか。それでメーカーからスポンサーいただいて、それを子供の安全だとか指導者の給与とかに使えばいいじゃないですか。何で頭が凝り固まったやり方をいまだにやっているんですか。
 それで、やっとUNIVASがNCAAを通じてできました。ここからですよと、また多分、局長さんや次長さんは答弁すると思うんだけれども、今すぐできます。来年から、いや、すぐに国が、学校が主催することはできないと思う。しかし、主体的に、例えば高野連の安全問題だって、球数問題だって、本来、高校生、学生スポーツの安全を守るのは文科省でしょう、学校でしょう、教育委員会でしょう。それを、この一興行団体のルールにのっとって決められているということなんですよ。
 出場停止ルールだって、文科省は認めたんですか、あれ。一人の人の非行か何かによって全員が出られなくなる。本当にいいんですか、それで。全員、ほかの人たち、余りに気の毒じゃないですか。もう一回やり直せるとか、イエローカードだとか、こういうのは本当は文科省や学校設置者や教育委員会が決めることじゃないですか。何で一主催者団体に一方的に決められているんですか。
 選抜のルールだってそうですよ。我々、国会議員、一票の格差というのをやっていますよね。一勝の格差があるのを知っていますよね、大臣。神奈川県が一番大変。人口の少ないところは五勝ぐらいかな。そういうのもそうだし、じゃ、チーム編成、環境、グラウンド、ナイター、これもやはり差があるのに、同じ土俵で競争させている。これを文科省も教育委員会も全部見て見ぬふりしているんですよ。
 じゃ、トーナメントが本当に正しいのか。リーグ戦の方がいっぱい試合できますよね。出られない学生も出られますよね。何でそういうのを文科省や教育委員会が前へ出てやらないんですか。
 アメリカは、一九〇五年に、セオドア・ルーズベルトが大学の学長を全部呼んで、学生の安全を守る、そこからNCAAは始まったんですよ。それから、ちゃんと放映権も含めて収入を得ることを是として、そしてそれをしっかり、子供たちの安全やグラウンド整備、様々なものに使った。
 一言で言いたい。もう学生スポーツの大政奉還、これを、文部大臣、是非やってください。学生スポーツの感動の対価を最大化しましょう。そして、感動泥棒を、私は、大人や民間じゃなくて、その感動の対価を最大限、学生、子供たちに還元しましょうよ、これを是非、大臣、やっていただきたい。
 最後に、大臣、今、明確にどうこうじゃなくても、ちょっと気持ちを伝えてください。これは政治家の答弁をお願いします。

発言情報

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発言者: 後藤田正純

speaker_id: 22146

日付: 2022-02-17

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第四分科会