増田和夫の発言 (外交防衛委員会)
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○政府参考人(増田和夫君) お答え申し上げます。
台湾をめぐる情勢の安定は南西地域を含む我が国の安全保障にとって重要であると考えておりまして、我が国としましては、台湾をめぐる問題について、対話により平和的に解決されることを期待するとの立場でございます。
その上で申し上げますと、委員御指摘のとおり、近年、中国が軍事力の強化を急速に進める中で、中台の軍事バランスは全体として中国側に有利な方向に変化し、その差は年々拡大する傾向にございます。また、中国は台湾周辺における活動を更に活発化させておりまして、中国軍機による台湾南西空域への侵入につきましては、台湾国防部の発表によりますと、二〇二〇年の一年間で中国軍機延べ約三百八十機であったものが、二〇二一年には延べ九百七十機以上と、前年の約二倍以上になっております。
また、一つ直近の、我々が把握しております中国のこの訓練について申し上げますと、昨年の八月に中国軍の東部戦区によりまして台湾の周辺海空域での統合実動訓練が行われたことが発表されております。この訓練は、第七三集団軍の水陸両用合成旅団が民間船を利用して兵力の投射訓練を実施したと。この副旅団長は、この訓練は部隊の渡海、海を渡ることや部隊の立体的投射の基礎であると、このように申しております。
しかしながら、このような統合実動訓練なども行われていることは事実でございまして、私たちとしましては、こうした中国軍の軍事動向等は、国防政策や軍事力に関する透明性の不足と相まって、我が国を含む地域と国際社会の安全保障上の強い懸念となっておりまして、防衛省としては今後も強い関心を持って注視していきたいと思っております。