グレンコ・アンドリーの発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(グレンコ・アンドリー君) 核の傘の有効性に関しては、やはり根本的に、核保有国が守る義務のある国と、守る義務、法的義務のない国だと全然扱いが違います。守る義務のない国については、確かにおっしゃるとおり、核の傘を期待するのはなかなか現実的に難しいし、実際にウクライナが今侵略されてもアメリカが核の傘を提供してくれないということを考えても、守る義務のない国についてはそれは恐らくないでしょう。
 一方、では、守る義務のある国についてはどうかというのは多分みんな一番気になるところなんですけど、これについては、確かに、極端に言うと、そのときの米大統領のそのときのアメリカの内政状況に基づいて最終判断するので、一〇〇%どうなるかは言えないんですけど、ただ、少なくとも今回のウクライナ侵略をめぐるヨーロッパの情勢を見る限りでは、アメリカは、同盟国、つまり防衛義務、法的な防衛義務のある同盟国に対しては軍事力でその国々を守るつもりでいるという印象を私は受けています。
 それはなぜ言えるかというと、バイデン大統領がはっきりと、NATO加盟国には、武力攻撃を受けた場合はそれについてはアメリカは軍事力で守ると言っているし、その意思表示として、NATOに加盟している東欧諸国に既に部隊を増強しています。今までポーランド、リトアニアで部隊があったんですけど、今度はルーマニアだったりとかブルガリアだったりとか、つまり、ロシアに直接面していなくても、その方面の全ての国に、全てのNATO加盟国に部隊を置く。置くというのは、もし侵略された場合は米軍でそれを守るということを考えるときに、その同盟国に関しては核の傘は少なくともないということはないはずです。
 では、日本の場合はどうかというと、日米同盟があるわけですから、そこでアメリカは日本を守る義務を負っているわけなんですね。その場合は、核の傘が日本の場合はその抑止力はもろいと考えるのも、それはそれでちょっと違うかなと考えています。決してもろくないし、かなり強力だと思います。少なくとも、非同盟国と比べれば圧倒的に強力です。
 でも、さきに言ったように、最終的に米大統領の判断という面もあるので、義務が負っていても、なので、そのいざというときに、もう極限の状態でアメリカの大統領が……

発言情報

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発言者: グレンコ・アンドリー

speaker_id: 7823

日付: 2022-03-29

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会