河東哲夫の発言 (外交防衛委員会)

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○参考人(河東哲夫君) そのことは多分安倍政権時代のことをおっしゃられているんだと思うんですけれども、あの頃、私なんかは外務省辺りに意見上げていたのは、やっぱりロシアとの関係というのは重要だから進めていく必要はあると。それから、その中で北方領土問題も必ず解決をしなきゃいけないんだけれども、この問題というのはそんなに簡単には解決しませんけれども、話合いは続けていかないといけないんで、そのためには首脳間の信頼関係が最も重要だと、膝を詰め合わせて話し合えるような関係をつくることが一番重要だということを申し上げていたし、それから外務省の幹部も同じことを考えておりましたからその方向に進んだんですけれども、それによって安倍総理が何か前のめりになり過ぎちゃったという感じは私は受けていました。
 で、そのことは何度も政府に申し上げたんだけれども、そのまんま前のめりで進まれて、ロシア側のその可能性を過大評価していたと思いますよね。しかも、あのときは米ロ関係がどんどん悪くなっていった時期で、しかも、その二〇一四年のクリミアの併合でそれはもう決定的に悪くなったんですよね。にもかかわらず、随分頑張って制裁措置はなかなかとらず、結局アメリカに言われて一国だけ遅れてとったことによって、日本だけがロシアに特に憎まれて、ばかにされて、目立ってしまったということがあると思います。
 ですから、今はどうするかということなんですけれども、ロシアは平和条約交渉をやらないとか言っておりますけれども、まああんまり騒がずに、交渉はこれからもやれということで、ああ、やるんだぞということで話を続けていけばいいし、それから制裁措置の方はG7の動向も見つつしかるべく続けていけばいいし、情勢が少し収まったらばロシアとの協力関係も少しずつ回復していけばいいんだろうと思っております。
 以上です。

発言情報

speech_id: 120813950X00520220329_078

発言者: 河東哲夫

speaker_id: 19546

日付: 2022-03-29

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会