河東哲夫の発言 (外交防衛委員会)
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○参考人(河東哲夫君) 停戦はこれまで何回も繰り返されて、いわゆるミンスク合意というのも停戦の合意でありますけれども、それを親ロシア側が破るか、それともウクライナ側が破るかして、これまで何回も破られてきた経緯ですよね。
今回の二つの大きな問題があると思います。
一つは、NATOとロシアの関係をどうするかということなんですけれども、いわゆるNATOの拡大なんですけれども、こっちの方は収めるのは割と難しくないんではないかと思います。これまでNATO、アメリカと、それからロシアが相互に挑発をエスカレーションしてきたというのが大きな問題なんですけれども、このエスカレーションが起きないように、例えば相互に非核地帯を、非核ゾーンを設けるとか、それからそのゾーンでの部隊の増強はやめるとか、部隊の構成の大きな変更は相互に通知するとか、そういう合意をすることは冷戦時代にも行われていましたし、今回も可能だと思います。
ただ、難しいのは東ウクライナのことだろうと思います。ここは、停戦することは簡単なんですけれども、必ずどちらかに不満が出てくるんで、ロシア軍が完全に引けば、それは我々にとってはいいんだけれども、ロシアの方は不満でしょうし、そういうことはまずないだろうし、それから、ウクライナ政府とそれから親ロシア政府の間で境界線を引いたところで、その境界線を必ずどちらかが破るだろうと思います。
ですから、東ウクライナについての停戦というか和平というのは難しいだろうと思います。