上田清司の発言 (外交防衛委員会)

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○上田清司君 大変失礼しました。必ずしもここの部分に関して通告をしておりませんので、御無礼いたしました。
 まさに領土不拡大の原則を太平洋憲章やカイロ宣言、ポツダム宣言、これは当時、スターリンに率いられておりましたソ連も署名をしているわけでありますので、そういう意味では包括的にこのことに合意をし、かつ何らかの形である意味では拘束されているというふうに解釈するのが一般の解釈だと思っております。
 しかしながら、実際は、このソ連は、第二次世界大戦の勝利者になったという名目を掲げて、約十一か国から六十七万平方メートルの土地を取得するというようなことを行い、日本に対しても、南樺太、千島列島、北方四島へソ連軍が侵攻する。しかも、日本はポツダム宣言を受け八月十五日に降伏を決めたわけでありますが、北方の一番北の端の占守島に上陸して侵攻したのは八月十八日未明、ミズーリ号での降伏文書をやっているときも、九月二日、このときにもまだ北方四島を始め侵攻中、そして歯舞、色丹には九月五日と、このような暴挙がなされたわけでありまして、到底許し難いわけでありますが、日本は平和的にこうした問題を解決しようということで、これまで外務省、また各大臣始め総理は御尽力いただいたものだと理解しておりますが。
 もう一度確認をいたしますけれども、この外交青書は、そうした事実を踏まえてその都度表現がされてきたわけでありますが、この表現の変遷が、時代時代で当然環境が変わってくるわけですから変わるのはある程度やむを得ないというふうに思っておりますが、ポイントとなるところが変わってはいけない。
 例えば、きちっと、日本は確かに放棄した部分がありますし、とりわけソ連と、当時のソ連とは戦争状態には全くなかったわけでありまして、中立条約まで結んでいたわけでありますので、一方的に破棄されても一年間は有効でありますので、国際条約上は全くこの当時のソ連に一つも大義名分がないと。
 そういう枠の中でも日本は努力をしているところですが、まず、こうした歴史的変遷の中で、日本の立場、例えば、当時のソ連と交戦状態にはなかったこと、それから、明らかに戦果としての北方領土がソ連、ロシアのものであるという、こういう認識については強力に反論されているのかどうか、このことを確認したいと思います。大臣お願いします。

発言情報

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発言者: 上田清司

speaker_id: 15688

日付: 2022-05-17

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会