上田清司の発言 (外交防衛委員会)

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○上田清司君 私の浅薄な知識の中では、世界史全般の中での戦争あるいは紛争というのは、力の空白あるいは力の均衡が崩れたときに様々な戦争が起こった事例が多いというふうに理解をしております。
 そういう意味で、どこかの国が具体的に軍事力を拡大していく、そうすると、その周辺国はまさに力のバランス、抑止力が弱くなるわけですから、何らかの形でそのバランスを取らなければならない。しかし、同じようなレベルでこの予算や装備をすることができなければまさに同盟関係なんかをつくりながら対抗していくという、そういう仕組みが、過去、中国の歴史でも、何か国かに分かれてやっている春秋戦国時代においてもそうだったと思っておりますし、あるいはヨーロッパの歴史でもそうだったと思いますし、よくイギリスなどはバランサーとして、ドイツが強くなればフランス、ロシアを抱き込みながらドイツを抑える、あるいはフランスが強いときにはドイツなどを対抗勢力として使っていくとかですね、様々な形で力の均衡を取りながら、突出することによって紛争が起きないようにするというようなことをやってきたというふうに私は見ておりますが。
 今日の中国の軍拡というのは非常に異常とも思えるほどのスピードで量的拡大を進めておりますので、まさしく日本も、日米同盟を基軸に、クアッド、あるいは日米韓、あるいはASEAN諸国、マルチのドームをつくって対抗していく。もちろん、アメリカはアメリカで、当然、ファイブアイズ、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、あるいはAUKUS、アメリカ、英国、オーストラリアとかですね、そういう枠組みをつくりながら、何らかの形での圧力というんでしょうか、そういうものをつくっているものだというふうに私は思っておりますが。
 こういうより多くのマルチ的なドームをつくって、特別な突出した軍拡路線をするような国々に対して日本は対抗軸をつくっていかなくちゃいけないというふうに思っているところでありますが、もちろんそういう動きを今していただいているというふうに私は認識しておりますが、それ以上の枠組みというのを考えた方がいいと思っておられるかどうか、この点について防衛大臣に伺いたいと思います。

発言情報

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発言者: 上田清司

speaker_id: 15688

日付: 2022-06-02

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会