山口壯の発言 (環境委員会)

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○国務大臣(山口壯君) 先ほど猪口議員から、ヨーロッパにおけるこの共同体の歴史の話もありました。ヨーロッパは、もう欧州においてフランスとドイツが死闘を演じた、何百年間。もうこれ以上戦争は要らないよということで、あそこの間にあるアルザス・ロレーヌ、今あそこのストラスブールというところで欧州議会もありますけれども、それじゃ、どういうふうにやろうかというので、最初やったのが石炭と鉄一緒にやろうかと。一緒の何か共同する作業の中で、そこから始まって、そしてこの今やEUという形にまで来ていると。紆余曲折あるものの、長い目で見たら明らかにつながっていくという作業の蓄積だと思うんです。
 そういう意味では、このアジア・ゼロエミッション共同体というのも、もちろん最終的な図柄は分かりません。だけれども、つながろうという意識、そのことがヨーロッパにおいてはこの平和と反映を目指す方向として合致したきたと。そうしたら、確かにこれを具体的にアジアで、その石炭と鉄を一緒に造るというか、そういうところまでまだ来ていませんけれども、ただ、つながるという動きとしては、このアジア・ゼロエミッション共同体構想というのはすごく大事だと思うんです。
 今、アジア太平洋地域あるいはインド太平洋地域見ると、TPPというのがまず一つあったり、あるいはRCEPというのもできたり、あるいはASEANというのもできています。抜けているのは、この日本海の環日本海経済連携みたいな話でしょうけれども、そういう中でどういうふうにつなげていくかという一つはこの環境かもしれないというふうに思っています。
 環境省としては、既にアジアを中心に十七か国のパートナー国と二国間クレジット制度、JCMを通じて、アジアでの脱炭素プロジェクトを形成してきたと、これを更に拡大していきたいというのがまず具体的な現実的な方策だろうと思っています。また、先ほど申し上げた日ASEAN気候変動アクション・アジェンダ二・〇の下で、ASEAN諸国とも既に長期戦略の策定支援、あるいは都市間連携などの協力連携を進めているので、これを着実に進めていくということがまず一つの実務的な方向だと思います。
 日本の有する脱炭素の技術、ノウハウを更に共有することによってアジアの脱炭素化に貢献するとともに、技術標準や国際的なインフラ整備をアジア各国とともに進めていく中で、このアジア・ゼロエミッション共同体の構想に近づけていきたいというふうに思っています。

発言情報

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発言者: 山口壯

speaker_id: 5061

日付: 2022-03-24

院: 参議院

会議名: 環境委員会