猪口邦子の発言 (環境委員会)
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○猪口邦子君 ありがとうございました。前向きの御答弁いただきまして、是非、この地球問題を解決するという観点で南北で助け合うと、お願いいたします。
それで、大臣所信のほかに、私たちは原子力規制委員会の報告もいただきましたし、また公害紛争の処理等に関する業務概要説明も聞きました。これちょっと併せてお伺いしたいと思います。
まず、原子力施設安全、これは国の責務で厳正かつ適切に管理ということですけれども、今回のウクライナの場合、ウクライナ国内の原子力関連施設に対するロシアの攻撃、これもう絶対許されざることである、もちろん。しかし、これにジュネーブ諸条約というのがありまして、この五十六条でこういうことはいけませんとしっかり書いてあります。危険な力を内蔵する工作物及び施設の保護、ダム、堤防及び原子力発電所、これらのものが軍事目標である場合であっても、これらを攻撃することが危険な力を放出、これを引き起こして、その結果、文民たる住民に多大な損失、重大な損失と、この規定があります。これはジュネーブ諸条約ですけれども。
私は、この度、もう少し強くですね、核不拡散体制、NPTとの関係で、核兵器を保有しない国は原子力平和利用の権利をまず保障しているんですね、この条約で、そして、それを選択した国が、今後国際社会の中で、どういう場合でも、この原子力関連施設攻撃、完全否定される、そういう国際法というか、認識形成をまず大臣にリードしてもらえたら有り難いなと思います。
さもないと、この原子力平和利用の権利との引換えに、非核兵器国として、まあ二重構造を持つこのNPTですけれども、それに加盟して、この国際安全保障の根幹たる不拡散体制を、ここまで維持できたこの根幹が崩れるんじゃないかという心配がありますので、ここを是非外務省とも協議しながら今後進めてもらいたいというちょっと希望を述べておきます。
それから、もう一つ私たちは報告を聞いていまして、これは公害紛争処理等に関する業務の概要説明でございます。
環境問題、まさにグローバルであり、ローカルではないですか。先ほどの、環境庁が設置された水俣病問題、ここから始まっています。その環境省の起源となっているこの公害問題、そして公害健康被害対策、このようなことについて、大臣の誠実な対応を是非お願いしたいと思うんですね。
私は、数々の報告を伺いながら、公害紛争や、やはり健康被害、今複雑化、多様化していて、その最前線での仕事というのはどれほど難しいことかなということを直感します。でも、これは文明社会の水準を示す仕事ですから、大臣には、現場を担うこの公害健康被害対策含めて対応している職員の方々、関係者の方々の努力、これを是非大事にして、またその現場に関心を持っていただきたい、これは私からのお願いでございます。
大臣、この二つの点につきまして、何かありますれば、よろしくお願いします。