寺田静の発言 (環境委員会)

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○寺田静君 ありがとうございます。
 フードドライブの仕組みを御紹介いただきましたけれども、私の息子の通っている学校でもフードドライブウイークのようなものがあって、一週間のうちに家庭にある食品を、寄附できるものを持っていきましょうというようなものがあって、当然ですけれども、賞味期限内のものを各家庭で持っていくわけです。ですけれども、これについても、現行、厳密には今の法律の中では、この食品によって何か食中毒などが起こったときには責任を問われるというリスクは免れていないというふうに私は思います。
 このようなことの中で、この善きサマリア人の法が利用できるのではないかという指摘をこの木村弥生議員も指摘をされておられるのだと思います。個人でもそうしたリスクを思いますし、ましてや企業であれば、そのようなことを考えるのは私は当然ではないかというふうに思うんですね。木村議員の方も、何かあったときにそういうリスクがあるんだったら捨てた方がましだと、そういうふうになるのであれば、やはり寄附というのはなかなか進まないのではないかというふうにおっしゃっています。
 大臣は、気候危機に挑戦をするとして、できるかできないかではなく、やらなければ日本が危ないとの覚悟で臨むというふうにおっしゃっています。そうであれば、この善きサマリア人の法も、よく他の省庁ともお話合いをいただいて進めていっていただけないかなというふうに思うんです。この報告書の中でも、やらない、免責制度を導入すべきではないという意見はなかったというふうに書かれているんですね。なので、是非この免責制度だけでも何とか入れて、この食品ロス対策を進めていただきたいというふうに思います。
 この食品ロス、食品ロスといっても、まあ日本は小さな国だし、大した影響はないというふうに思われるかもしれないんですけれども、日本はまだ世界第四位の消費大国であります。焼却のごみ量、焼却炉数、共に世界一の日本です。急な方向転換は難しいかもしれないんですけれども、方向を示さなければ転換をできないというのもまた事実であるというふうに思います。
 国として、生ごみは捨てないんだと、燃やさないんだというふうにどうか御決意をいただきまして、環境省として焼却をしない方向性を示して、生ごみは分別回収をして資源化をするというふうに考え方を変えていっていただきたいというふうに思います。
 私が一週間前に指摘をさせていただいた建築物省エネ法もこの食品ロス対策も、できるかできないかではなくて、やろうと思えばすぐ確実にやれることだと私自身は思います。気候変動対策とされるものの中には技術革新に頼らなければならないとされるものも多い中ですけれども、こうした確実にやれることを、やることにちゅうちょをする理由はないんだと私自身は思います。
 食品ロス対策が第三位の温暖化対策なのだとこのプロジェクト・ドローダウンでは指摘をされていますけれども、食品ロス対策への投資一ドルに対して十四ドルのリターンがあるというふうに分析をされています。また、食品輸入大国としては、食料生産国への責任の覚醒度も上げるべきではないかというふうに思います。東南アジアなどで熱帯雨林を焼き払っての農地開拓は、生物多様性の損失の最大の要因であって、原因の約八割であるともいうふうに指摘をされています。
 また、ここから答弁求めませんけれども、ちょうど一週間前には東北でまた大きな地震もあって、電力が逼迫をしたということも報じられました。先ほど柳田議員の御指摘にもありました。
 そもそも、この電力の使用を減らすことができる建築物省エネ法、これも進めていただきたいと思いますし、こうした災害を考えたときにも、また、ロシアによるウクライナの侵略戦争、本当に心が痛みますし、あってはならないことだというふうに思いますけれども、こうしたエネルギー源の調達や価格高騰のリスクを考えても、一刻の猶予もないものだというふうに考えています。
 先ほど原発に関する言及がありましたけれども、私は、この原発に関しては柳田委員とは考えを異にし、違うところでありまして、このウクライナ戦争に関して言えば、原発への攻撃という、あってはならないことも現実に起こりました。核兵器を使わずとも、相手の国を核の恐怖にいとも簡単に陥れることができるということを目の当たりにした出来事ではなかったかと思います。全ての国防の努力は水泡に帰す、警備などを徹底することは到底無理なんだと私自身は思います。
 しかも、原発は使うのをやめたらすぐにそのリスクがなくなるものではなくて、廃炉、使用済燃料の処理、保管には途方もない年月が掛かります。大きな被害、また、応戦を生む攻撃対象となり得るものを次世代に残すことは、私自身は不正義だというふうに思います。自分の子供を含めて、全ての次世代のために、一刻も早く原発に頼るのをやめることが責任世代としてなすべきことだというふうに私自身は考えています。
 そして、年間数日の、また数時間のピーク電力のところをしのぐための電力の融通、蓄電などのインフラ整備が一番のなすべきことだというふうに私自身は考えているということを申し上げて、少し早いですけれども、質問を終わらせていただきます。
 今日はありがとうございました。

発言情報

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発言者: 寺田静

speaker_id: 21726

日付: 2022-03-24

院: 参議院

会議名: 環境委員会