寺田静の発言 (環境委員会)

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○寺田静君 ありがとうございます。
 地域ごとに、その生態系を守るために地域が主体となって対策を講じるということは重要ですし、ただ一方で、地元の話も聞きますと、人的にもやっぱり財政的にも厳しいというところがあって、先ほど山下委員の御質問にもありましたけれども、これまで以上に国がやはり地域の方にバックアップをしていただいて、国も協力をしていただきたいというふうに私自身も思っております。
 次の質問に移らせていただきます。
 衆議院の委員会の方では、飼い切れない飼い主に対して殺処分の方法を周知をするという答弁があって、報道でも取り上げられて波紋を呼びました。子供とも話しましたけれども、それは、うちは今は生き物はいませんけれども、子供とそのような話をしたところ、やっぱりそれはなかなかできないと。駄目なのは分かるけれども、やっぱり外に放しちゃうかもしれないというようなことを言っていて、飼い主に殺処分をお願いするというのはなかなか厳しいものがあるんじゃないかなと私自身も感じております。
 飼育している方のお話を聞きますと、これはミドリガメですけれども、なれてくると、人間が水槽に近づいていくと寄ってきて、上を見上げて餌をねだるようなしぐさを見せたり、手から餌を食べるようなこともあると。こうした、言わばペットとして愛着のある、しかも、実は大きくなれば三十センチ、このA4の紙一枚ぐらいのサイズになるものを自宅の冷凍庫に入れて殺してくださいというのは、やっぱりなかなか心理的に抵抗があるんだろうなというのは容易に想像ができます。
 もちろん終生飼育、最後まで飼うのが前提ですけれども、このミドリガメのように、先ほどから指摘もありますが、飼育下では四十年生きる個体もあると。お祭りで子供がすくってきたミドリガメがいるけれども、子供が巣立っても亀は残るというのはなかなか複雑な思いだと言う方もあります。
 こうした寿命が長い生き物の場合、何らかの事情で飼えなくなるというのは十分に理解ができるところだと思います。そういった場合に、飼い主が今後、法律で禁止をされている公園などに放つことをするのか、心理的な抵抗を超えて自ら殺処分をするのかの二択ではなくて、自宅でどうしても飼えなくなった亀などを引き取る仕組みを各自治体で整備をすべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 寺田静

speaker_id: 21726

日付: 2022-05-10

院: 参議院

会議名: 環境委員会