桃井貴子の発言 (環境委員会)

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○参考人(桃井貴子君) ありがとうございます。
 今、政府が進めていて、国会での答弁なども伺っていますけれども、例えばそのCO2を、あっ、ごめんなさい、アンモニアを石炭火力に二〇%混燃すると、CO2は二〇%削減するというような話があります。でも、これは、製造段階でのCO2の排出を全くカウントしていないんですね。
 今、サプライチェーンを構築するような流れの中で、化石燃料起源のものをもとに水素やアンモニアを作るという方向性で動いていますので、製造段階でのCO2というのは必ず出ます。で、とりわけ、じゃ、海外で製造されているから、それは日本としてのCO2排出にはならないからカウントしませんということだと思うんですが、本当にそれでいいんですかと。今、地球全体の問題として考えなければいけないこの気候変動の取組で、海外で製造して、そこでCO2出している分はカウントしなくて、日本で排出にならないから、それはCO2の削減になるんだというようなことで進めるのは、私は非常に問題だと思っています。
 もう一つ、今、今日のお話でも申し上げたように、現時点でのアンモニア混焼というのは、碧南火力という発電所の五号機で僅か〇・〇二%混ぜているにすぎません。これを二〇%混焼を三〇年度に目指すというふうに言っているんですが、本当に二〇%をほとんどの発電所でできるのかといったら、その見通しも全く立っていないような現状です。
 この十年での取組が非常に重要なこの気候変動対策にとって、結果的には二〇%混焼したとしても四%削減にしかならないようなものに予算を何百億円と投じてやっていくということが本当に日本として進むべき道なのかということを私は問いたいと思っています。長期的に、二〇五〇年までに一〇〇%混焼を目指すというふうに言っているんですが、それもこの絵としては描かれていますが、そこまでの道のりというのは、全く技術的にも今何も担保されるものがない中で進められているということに不安を感じています。ですので、むしろ、その今ある再生可能エネルギーをしっかり増やしていくということが極めて重要だというふうに思っています。

発言情報

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発言者: 桃井貴子

speaker_id: 16309

日付: 2022-05-19

院: 参議院

会議名: 環境委員会