桃井貴子の発言 (環境委員会)
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○参考人(桃井貴子君) ありがとうございます。
カーボンバジェットの考え方が基本にありますけれども、このまま今のような使われ方でCO2の排出が続いてしまうと、二〇三〇年にはそれを全て使い切ってしまうということがあります。今、この一・五度目標にしっかりと整合するような削減に結び付けていくためには、二〇五〇年までにもちろんその排出を実質ゼロ、世界全体でゼロにするということは必要なんですけれども、その手前で大きな深掘りをして全体の排出の蓄積を抑えていかなければこの一・五度を超えてしまうということを意味しています。
この気温上昇の一・五度のカーボンバジェットに収まる範囲ということで示されている道筋というのを考えると、二〇一〇年比で世界全体では四五%削減が必要だというふうに言われていて、とりわけ先進国である日本はもっと大きくその深掘りをするということが公平性の観点からも求められているということです。
ですので、今二〇五〇年に実質ゼロを目指すという声は高まっているんですけれども、そのために将来にそれを全て委ねてしまうという方向性ではなくて、やっぱり今の段階でしっかり削減を深掘りしていくということが求められており、そこを共通認識にしていく必要があるというふうに考えています。