安達澄の発言 (経済産業委員会)
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○安達澄君 無所属の安達澄です。
今日もどうぞよろしくお願いいたします。
前回からの積み残しとなっています水力発電の可能性、そのポテンシャルについてまずお聞きします。
過去の国会審議でも何度か取り上げられているんですけれども、国交省で河川局長を務められた竹村公太郎さんという方がいらっしゃいます。その竹村さんが御自身の著書の中で、既存ダムの運用の変更やかさ上げをすることで、日本の電力の二割を賄える可能性があるというふうにおっしゃっています。二割というのはこれ理論値でしょうから、精査はもちろん必要だと思うんですけれども、現在の日本のトータル電源に占める水力発電の割合、これ八%程度と認識していますけれども、ですから、この水力発電の潜在能力というのは大きいのではないかと期待するところであります。
昭和三十二年に制定された特定多目的ダム法という法律があって、二つの目的がうたわれています。まずは電力のための利水、そしてもう一つが洪水を予防するための治水です。その治水ですけれども、洪水予防のために、あふれるといけませんので、日本のダムは満水容量の半分ぐらいしか水をためていないというふうに認識しています。ただ、今は気象衛星、レーダーなど、かなり技術も相当に進歩をしています。この空き容量を上手に活用すれば、つまり運用を見直してかさ上げすれば、それはその分、水力発電に活用することができるというのが竹村さんの御提言になるわけですけれども。
何でこんな話を今するかというと、二〇五〇年のカーボンニュートラルの前に、二〇三〇年に一三年度比で四六%を削減しなきゃいけないという大きなハードルの高い目標がもう七、八年後に迫っています。もうすぐだと思うんですけど、その残された時間がない中では、既存のものを有効に活用するというのも重要だと思います。新たにダムを造るんではありません。既存のものを有効に使う。そのためには、運用の見直しや省庁の壁を越えた連携が必要かと思います。
数年前からこの議論は検討はされているようですけれども、改めてお聞きします。この水力発電の利活用に対する経産省の見解と、国交省との連携ですね、それはその後ちゃんと進んでいるのか、この点について教えていただけますか。