阿達雅志の発言 (経済産業委員会)
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○阿達雅志君 やはり、今の話を聞いても、なぜ本当に一般ガス導管事業者に限ったか、ちょっと私自身今のでは納得し切れない部分があって、それはやはり、一般ガス導管事業者がやる部分って所詮その開栓、閉栓のところまでなんですね、元栓の。その室内の部分というのは、これ、小売の方にやっているわけで、ここの保安体制が本当に一貫しているのかどうかという中で、今回もう全部を入れるんだったら私納得できるんですが、やっぱり一般ガス導管事業者に限ったというところが何かパッチワークのような気がしてしようがないという印象を受けました。
ただ、余りここを突っ込んでいてもあれですので次に行きたいと思いますが、実は私、これ、次の質問をするためにあえて聞いたんですけれども、やはり、今回こういうウクライナの問題含めていろんなことが起きている中で、電力事業、ガス事業のシステム改革というのが川上から川下まで全フェーズにおける供給力への投資モチベーションを低下させた、あるいは、こういう一貫したオペレーションというのを崩したことによっていろんなところで問題がやはり生じているんじゃないかと。
これ、経産省、今までもいろいろ質問をしても、とにかく市場をつくってそれで何とか対応するんですということはありました。前回の電力事業についての委員の先生方のいろんな質問を聞いていても、どうもその経産省のお答えというのはパッチワーク的に対応しているように聞こえてしようがないんですね。
一方で、その市場をつくって、例えば電力の場合に、容量市場をつくったからそれで問題解決するかというと、容量市場、例えば今、二〇二五年分の容量市場をやったって、これやったことに供給力の増強というのはどう役立つのか。つまり、電力にせよガスにせよ、こういう巨大な設備投資をする、その回収というのは最低でもやっぱり十五年とか二十年掛かるわけです。それだけの投資をするものを、目先の数年先の市場で果たしてこういうモチベーションを本当につくっていけるのか。やっぱり、こういう設備投資のリードタイムが掛かる。それから、投資回収リスクということでも、これ従来は、地域独占、総括原価方式の中で回収は確実だったわけですね。それが今、これだけ不安定な、一次エネルギーの金額が動いたり、それから実際に工事をやろうとしている間に、今だったら鉄鋼価格がどんどん上がる、セメント価格が上がる、こういう中で本当に投資をしていけるのか。それからさらに、今、カーボンニュートラルという問題の中で、じゃ、石炭火力やめますと、じゃ、やめた代わりに何を今投資すればいいかという、こういう指針について何も出てこない。
こういう、全体としてこれ川上から川下まで含めて投資モチベーションが低下しているんじゃないかという気がするんですね。
川上って申し上げたのは、上流投資、これ考えても、従来は、石油、石炭、天然ガスというのはこれ戦略商品でしたから、だから国の方でも相当バックアップをして、石油公団があったり国際石油開発があったり、いろんなところがいろんな支援をやる中でやってきた。ところが、いつの間にか、これ、戦略商品から国際商品だということで、そういうビジネスベースの話になってきたら、やっぱり投資が回収できるかどうかというのは民間会社にとって一番大きな話なんですね。そこへさらにシステム改革によって回収が確実でなくなったという、これがやっぱり大きな影響があるんじゃないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。