末松信介の発言 (決算委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(末松信介君) 宮本先生にお答え申し上げます。
財務大臣を前にして大胆な決断をしたいんですけれども、思いを述べたいと思います。
先生おっしゃるとおり、お二つ質問予定でありましたけど、一つになろうかと思います。
昭和四十年代後半から五十年代に建築された校舎が多くて、このもう全体の八割が築二十五年を経過をしている状況になってございます。それと、先生御指摘のとおり、教室に行きましたら、大体一メートル、一メートルの間隔を取らなきゃならない。教室は八メートルと八メートルの六十四平米ぐらいなんですけれど、この大型展示装置、つまりモニターとかプロジェクターが入ってきたりとか、あるいは充電の保管庫が整備することによりましてもう空間的余裕がなくなってきてございます。加えて、旧のJIS規格の机を採用しておりますので、教材が机の上から落ちてしまうというような事態がございます。それと、今御指摘いただきましたネットワークにつきましても、容量がオーバーしてつながらないと、まあ例えるとしたら、二車線道路に四車線分の車が入ってくるという状態が続いています。大きな課題であるという認識をいたしているところでございます。
そこで、今後、全ての子供たちの可能性を引き出す個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図るため、GIGAスクール構想の推進と同時に、学びの基盤となります学校施設についても新しい時代にふさわしい姿を目指していく必要があると考えております。
このため、昨年一月に有識者会議を立ち上げまして、余裕を持って情報端末を活用可能な大きさの教室用の机が配置できる空間や多目的スペースの整備など、柔軟で創造的な学習空間の整備に加え、先生御指摘のとおり、他施設との複合化、共用化等による地域や社会の共創空間の整備、そして防災機能などの強化など、安全、安心な教育環境の実現など総合的な議論をいただいておりまして、三月末には報告書が取りまとめられるように聞いております。
いずれにしましても、厳しい財政状況にある中で、先生に叱咤激励をいただきました。この姿を実現するには、新築、改築のみならず、これと同等の効果を低コストで実現し得る長寿命化改修が有効な手段と考えております。整備を進めるに当たっては、教育環境の向上と地域拠点としての機能を老朽化対策と一体的に推進すること、大事かと思います。
文部科学省としては、新しい時代の学びを実現する学校施設整備が着実に推進されるように必要な予算をしっかり確保するとともに、好事例の情報発信や相談窓口の機能を備えたプラットフォームの構築などを通じて地方公共団体の取組をしっかり支援をいたしてまいりたいと思います。
なお、最後に、三十年間で、従来のやり方で建て替えていったら三十八兆円掛かります。長寿命化を中心とした建て替えだったら三十兆円で済むということ、そのことを申し上げたいと思います。財務大臣の前で申し上げました。
以上でございます。