山口壯の発言 (決算委員会)
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○国務大臣(山口壯君) 昨年秋のグラスゴーで行われたCOP26でもって、カーボンニュートラル二〇五〇年という国が多いと同時に、この一・五度、産業革命前と比べて一・五度にとにかく抑えようという合意が成り立ちました。それは大きな世界の潮流です。
ウクライナでもってこのロシアが侵略しているということで一瞬の乱気流が起きているようにも感じますけれども、しかし底流は全く変わっていません。それぞれの国、それぞれの事情がある中で、このCOP26で打ち合わせた一・五度、そしてまたこのカーボンニュートラルをとにかく世界全体で達成していこうと、そういう流れは変わっていません。
そして、その中で、我々日本の中でもあらゆる分野であらゆる施策を総動員することが重要だと、おっしゃるとおりで、既に脱炭素先行地域の創出などを支援する地域脱炭素移行・再エネ推進交付金、これをこの令和四年度の予算に盛り込ませていただきまして、お認めいただきました。
そして、加えて、民間企業等による意欲的な脱炭素事業への新たな出資制度の創設を盛り込んだ地球温暖化対策推進法の改正案を今、今国会に提出させていただいているところです。そして、このことによって脱炭素化支援機構というものをつくらせていただいて、財政投融資という枠組みの中でまたこの脱炭素を応援していこうというような仕組みです。そのことで、我々、社会経済全体の変革にもつなげてまいりたいと思っています。
特にその化石燃料由来のCO2をどう減らすかという点に関しては、例えば再生可能エネルギーの大量導入ということもありますけれども、もう一つはイノベーションですよね。先般も雪が降って太陽光パネルがなかなかうまく作動しなかったと。そういうときにこの蓄電池の仕組みがしっかりあれば、太陽が照っているときに蓄電して、雪が降ってもそれをちゃんと安定的に供給できると。そういう意味では、これからそのイノベーションのお金も相当必要だと思います。そしてまた、水素、アンモニアの混焼ということもこれから進めていくところです。
さらに、この一月十八日にクリーンエネルギー戦略に関する有識者懇談会、これもスタートさせていただいて、総理からは、萩生田経産大臣と私とでそのグランドデザインを描くようにと、経済社会を根本的にこのカーボンニュートラルに向けて持っていくためのグランドデザインと。私としては、環境省的には、地域における脱炭素化、あるいは国民のライフスタイルの変化、あるいはこのカーボンプライシングの方向性、そういうことを今指示を受けて詰めているところです。
そして、こういう考え方共有させていただくために、私のほかの二人の副大臣の方々あるいは大臣政務官の方々、協働して、一都一道二府四十三県、全国行脚、きちっとこの共有させていただこうということで回らせていただいています。若干、オミクロンもありましたから速度はちょっと遅かったんですけど、もう既に半分、二十二道府県は回らせていただきました。早急に終わらせてもらって、やりたいと思います。
それからまた、産業界との意見交換も進めています。それぞれの業界でもって、鉄鋼業界にしてもガス業界にしても石油業界にしても、やっぱり何とかカーボンニュートラルは達成しなきゃいけないという強い意気込みを持っていただいています。
したがって、そういう心合わせでもってグランドデザインをみんなで共有して、そしてカーボンニュートラルを達成する。二〇三〇年の目標、二〇五〇年のカーボンニュートラルと、そういう順番でやっていく。このことで脱炭素ドミノを起こして、そのことが、おっしゃっているESGマネー、世界に四千兆円もあると言われていますけど、その幾ばくかでも呼び込めるように持っていきたいなと思っています。