森田祐司の発言 (決算委員会)
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○会計検査院長(森田祐司君) ありがとうございます。
今おっしゃっていただいたように、非常に多岐にわたる事業について、かつ、それぞれに多岐にわたる観点で検査をして発見された事項を記載しておりますので、全体としてどうだったのかということは非常に難しいですし、逆に、今も御紹介いただきましたように、令和二年度の指摘金額のみの単純合計でいきますと二千百億円余りという金額が出てくるんですけれども、この中身はいろいろなものが混じっております。ですから、全体として二千百億円という指摘金額はあるんですけれども、だから全体としてどうなのかというところとはやはり違う。そういう意味では、その中身を、あるいは主要な検査結果について、より分かりやすく国民の皆様にも御理解いただけるような工夫というものを続けております。
ただ、個々の事業におきまして幾ら間違いがありましたと言ったときに、その事業って一体どれぐらいの事業規模のものなのかということが分からないと、例えば一億円が間違っていたと言ってもどうなのかということがございますので、個別の指摘事項、検査報告については、全国的にやっているとか総事業費は幾らなのかとか、そういうことを記載することによって規模感を持っていただく。
ただ、冒頭御説明、御質問いただきましたように、我々もリスクアプローチを取っております。例えば、全国的にやっているところをいわゆる無作為抽出で何件かやってみたらこれだけ間違っていた、そうしたら全国もしやったとしたらどれぐらい間違っているのかということを推定するというような手法は取っておりません。やはり間違っていそうな、リスクのありそうなところに重点的に検査を行いますので、例えば何百億の事業について何億円出てきた、あっ、一割やったら幾ら出てきた、じゃ、その十倍が全体の問題点なのかという誤解を与えてもいけませんので、その辺りは丁寧に個々の案件で御説明するという方針を持ってやっているところでございます。