山下雄平の発言 (憲法審査会)
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○山下雄平君 自由民主党の山下雄平です。意見表明の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
この参議院の憲法審査会において、国会でのオンライン出席の可否を議論できていることは非常に大変意義深いことだというふうに思っております。
先週の審査会での意見陳述、そして今日のお二人のお話、また衆議院での審議も踏まえると、憲法の専門家の方々の中でも意見が分かれておられますし、オンライン審議を認める立場の方々であっても、現行憲法下で認め得る条件の範囲というのは様々であるということが確認できました。
立法府の立場として、憲法論と併せて私は必要だと感じるのは、憲法の改正が必要かどうかの法律論からは一旦離れて、国会議員として、院としてオンライン審議をどこまで認めるべきかのコンセンサスをつくった上で、その理想とする形を実現し、その制度に法的安定性を持たせるためには国会法や参議院規則などの改正だけでいいのか、憲法を改正する必要があるのかどうか結論を得るという議論の手順ではなかろうかというふうに考えます。
憲法改正の内容を度外視して憲法改正を目的化することはおかしいとは思いますけれども、憲法改正だけは絶対に避け、現行憲法下の枠内で答えを出そうとする姿勢では、憲法改正案を発議する権能を与えられた国会としてその負託に応えられないと思います。
その上で、私は、大災害や感染症のパンデミック、戦争状態、大規模テロ発生時など国家の危機的な状況だけでなく、出産や病気、重度の障害を負った場合なども、オンラインでの出席、表決の参加を認めるべきだと考えます。そうした環境を整えることが、多様な立場の多様なライフステージに現にいる方の意見を国会に反映することにつながるのだと思います。
国会におけるオンライン出席の在り方については、一義的に参議院として考えをまとめるべきだと思いますが、衆議院と参議院が方針を一致させることができるのであれば一致させた方がよいのではないかとも考えます。特に、憲法を改正するのであれば、両院それぞれの三分の二以上の賛同も必要になってきます。そういった観点からいえば、衆議院と参議院の憲法審査会を合同で開催したり、両院の審査会の幹事など代表の方が意見交換をする場を設定したりすることも非常に有意義ではないでしょうか。
これは、憲法審査会の運営に関することなので、私の立場では越権だとは思いますけれども、一議員の私見として、衆議院側と意見を交換することも望ましいと考えます。
以上です。