村上陽子の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(村上陽子君) ありがとうございます。
リコメンド機能についてですが、多数の求人情報を一つ一つ確認するのは労力が必要であるため、自分に合った求人情報を見付けていくということで、先ほど大久保参考人からもありましたけれども、その点、求職者にとっても役に立つことだと思います。
一方、その求職者の属性を細かく把握し、それに基づいてリコメンドを行うということについては、職業紹介事業における情報の加工又は選別に近い実態もあるのではないかということで、先ほど述べましたけれども、そのことに関しましては、実態を精査して、規制の在り方を改めて検討する必要があると思います。
また、AIについてですけれども、御指摘のとおり、やはりそのAIに学習させるのは人間でありますので、その際に偏った情報が用いられるとかえって差別を助長しかねない側面があると思います。男性だからとか女性だからといったことで個人の志向とは別に決め付けというようなリコメンドをされてしまうという懸念もあるかと思っております。
EUでは、昨年、AIに関する規則案が提案され、その中には、採用、選別、求人募集等のスクリーニングやフィルタリングに用いられるAIに係る規制も含まれているというふうに承知しております。EUの動向についても注視すべきでありますし、日本においても、AI利用を含めた実態を把握して、規制の在り方について検討していくべきではないかと考えております。