土山希美枝の発言 (行政監視委員会)
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○参考人(土山希美枝君) 御質問ありがとうございます。
ただいまの御質問ですけれども、私自身は既に、例えば日本では八〇年代に地方の時代というふうに言われた時代がありました。そこから、ある意味では自治体主義であるというふうに思っております。
思っていますというのは、何というんですか、先ほど申し上げたように、マクロで見ますと大変疲弊して萎縮している。新しいことや変わったことをする資源もないし、やって失敗したら怒られる。それが非常にその萎縮する方向に働く一方で、一つ一つの自治体や先駆例を見ると、すばらしい取組をやっているところがいっぱいある。そういう個別の事例とか、そうしたいい地域、頑張っているところを見ると、それはまさに今、江崎委員がおっしゃられたような自治体主義、ミュニシパリズムが形になって、あるところが見える。そういうことを体感している自治体では分かる。しかし、全体、その地域でも、そうやって頑張っている人を地域の全ての人が見ているわけではないわけですね。そうすると、その人やその事例がどのように見えるかというところで、それに対する評価が異なるということになってしまいます。
私が思っていますのは、そうした地域の活動や良き活動というのがもっと可視化されて共有をされるといいと思っていますが、その課題を共有するというところが実は政策形成の起点でもあります。
それぞれに、よく自治体の方も議会の方も、人々が関心がない、政治に関心がないというんですけれども、やっぱり全面的に関心があるのは、それはやっぱりなりわいとしてやっている人じゃないとそんな関心は持てないわけですね。でも、子育てなら、環境なら、介護なら、それぞれに関心を持つ可能性がある。そうした課題ごとにつながるということの可視化が見えにくいのが問題なのではないか。課題ごとにつながるというのは、そこに困っている人がいて、その困っている人とそれをほっとけない支える人、当事者と支援者のつながりが、いろんな課題の表れとして地域の中であることが見えるということが必要だと思っています。そこでもう問題提起が必要な、問題提起やそれを取り上げることが必要だというところにつながるというふうに考えています。