大野泰正の発言 (国土交通委員会)

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○大野泰正君 おはようございます。自民党の大野泰正でございます。
 本日も、質問、是非よろしくお願いをしたいと思いますし、まずは知床の質問をしなければなりません。
 本当に、亡くなった皆様にまずは御冥福、の御冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆様の本当にお見舞いを申し上げます。そして、いまだ見付かっていない方々、本当に一日も早く何とかして救出していただけるよう、また御尽力をお願いしたいと思います。
 それでは、早速質問に入らせていただきたいと思います。
 今回の事案は、本来の運航基準をしっかりと守り出航さえしていなければ起こらなかったことは紛れもない事実であります。なぜ出航したのか、なぜ止められなかったのか、一つ一つの関係者全員が自らの責任を見詰め直し、いかにすれば二度とこのようなことが起こらないようにできるのか、そのためには何が足りないのか、いかにすれば防げるのか。私たちの責任として真摯に取り組むこと以外に、犠牲になられた方々の命に応えることはできないと思います。様々な問題点があると思います。厳しい目で見詰め直し、命を守るという強い決意で取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 先ほども申し上げましたが、当日の気象予報だけでも、運航基準に決められた条件を超えた荒天になることは明らかでありました。これだけで出航を止める判断は当然できたはずですが、しかし、なぜそうできなかったのか、船長も運航管理者もなぜ出航の判断をしたのか、安全管理規程とは何なのか。本当に悔しく、情けなく思います。
 この連休中、私は、船を所有し免許を持っている方々から何人かインタビューをさせていただきました。その中で、免許制度の問題として、いわゆる陸上の二種免許より経験値がかなり緩いこと、また、船底の形状などが波高等への耐性に大きく関わる中、穏やかな瀬戸内海を走っていた船を、多少の改造はしたにせよ、外海の荒れた海で営業目的で使用することに対する規制がないのかなど、異口同音に伺うことができました。
 また、何より、海に生き、地元の海も気象も知っている漁師さんが出ていない海に人命を預かる観光船が出ていくことに対してなぜ止まらなかったのか、止められなかったのか。私が話を伺った方々は、自分であれば決して海に出ないという判断をしたでしょうし、気象の判断というのは特に厳しく考え、出航に対して常にそういう判断をしているということをお聞きしました。
 また、報道されていることですが、なぜこの社長のような方がチェックをかいくぐって運航管理者としての条件を満たすという判断がされてしまったのか、さらには、通じない携帯が通信整備として船舶検査を通ってしまったのかなど、様々な疑問が次々出てきます。とにかく、今回のような状況で出航しない、そしてさせないという判断が当たり前にできるように早急な見直しと対策を求めたいと思います。有識者会議は、当然ですが、机上の空論にならないよう、現場、そして海の恐ろしさを知り尽くしている方々の意見を尊重していただきたいと思います。
 さらに、今回のことで他の優良な方々に影響が出る可能性も否定できません。コロナの中で厳しい経営環境も容易に想像できる中、安全対策を更にしっかりしていただくためには、支援策もセットでなくては実効性は見込めないのではないかと危惧しているところであります。どうか、総合的な、実効性を担保できるような対策をお願いしたいと思います。
 そして、何より、日本は四方を海で囲まれた海洋国家です。海に生かされて生きてきた私たちであります。これからも海に対して敬意と畏怖と感謝を伝え、海の恵みで命を紡いでいくために、海に対して正確な理解が伝えていけられるような努力をお願いしたいと思います。決して海が人々から遠いところにならないようにしていただきたいという思いを込めて、大臣の御所見を伺います。

発言情報

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発言者: 大野泰正

speaker_id: 6985

日付: 2022-05-10

院: 参議院

会議名: 国土交通委員会