加山弾の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(加山弾君) 御質問ありがとうございます。
とても大事な、人がやはり要ですので、とても大事な御質問をいただいたかなというふうに思ってございます。
人材育成とその確保をどうするかという、これをまとめて申し上げたいと思うんですが、私の資料の中にも、教育とか研修をもっと拡充しなければということで、既に日本社会福祉士会ですとか、あとソ教連というソーシャルワークの教育機関を束ねている団体があるんですけど、その辺で、数年前から、この時代のこの複雑、複合化した問題を見逃さない、そして手だて、道筋を付けていけるようなソーシャルワーカーを育てていかなければならないということで、従来の研修よりも少し前のめりなといいますか、時代に合わせたものにしていこうというような、その研修プログラム、テキストですとか、その開発なども進んでおりますし、それから、昨年から新カリキュラムになったこの社会福祉士も、新カリキュラムになりまして、この支援困難な時代に合わせたソーシャルワーカーの育成をということで、少しその辺で資格のてこ入れといいますか、それが進んでいるところでございます。
おっしゃるように、かなり広範な、専門職とソーシャルワーカーは伍して調整機能を発揮していかなければなりません。ゆえに、昔から社会福祉士の養成カリキュラムもかなり数が多くて、医療とか法律家の方々とも話せるようにいろんな科目があって、私は学生たちに言うときには、ソーシャルワーカーは通訳みたいな役割ですよと、いろんな多言語で、それぞれやっぱり医療関係者としゃべるとき、学校の先生としゃべるとき、ボランティアの住民の方としゃべるとき、子供としゃべるとき、やっぱり同じような価値、同じような情報であっても、やっぱり相手に合わせて、相手のこの専門用語だとか理論に合わせてしゃべっていかないと調整役が果たせませんので、それゆえにいろんなこの分野のいろいろなものを勉強して、いろんな人との間を通訳のように横につなぐ役割、どの専門職も縦割りに、制度ごとに縦割りになっていますので、そこを横につなぐ機能というのはソーシャルワーカーだけなので、そこの潤滑油とか扇の要とかという言い方もされたりしますけれども、そうしたことを授業等でも話しておりますし、その研修などでも、私も関わっておりますけれども、そういったことをお伝えしているところです。
呉越同舟といいますか、本当に官民、そしてもう様々な、多職種、多分野にまたがっていますので、相当広い知識が要るかなと。ただ、おっしゃるように、スーパーマンのように全ての人がジェネラリストというよりは、つなぎに徹するコーディネーター役の立場の人と、それから児童福祉だとか医療福祉だとか、それぞれの持ち場をスペシャリストとして守る人、両方必要ですので、一律に通訳に育てるということではありません。
あと、おっしゃるように、このOJTのお話もありましたが、OJTもやっぱり当然重要なことで、人間相手ですので、正解のない仕事だと思いますから、やっぱりこのスーパービジョンとかOJTとかそういうので、日々、ケースに対応しながら先輩が後輩に、上司が部下に教えていくようなところはあるかなと思います。
三問目の、余り適性が見られないかなというような方は、これは、やはり実際どうしているのかというのは余り詳しくはないんですが、これもやっぱりこのスーパービジョンだとかそういうところで、例えば考え方とか利用者に対する物の見方ですとか、その辺はやっぱりケース・バイ・ケースで伝えていかれるんだと思いますし、実際、でも、この離職とかそういうことも多いのも事実ですので、離職に結び付かないように、もちろん大きな組織だと人事異動もございますけれども、配属された中でなるべく適性を発揮していただけるような形で指導していかれる、そういうことかなというふうに思っております。
以上です。