安江伸夫の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○安江伸夫君 公明党の安江伸夫です。
会派を代表して意見を申し述べます。
本調査会では、「誰もが安心できる社会の実現」という大テーマの下で三年間にわたって調査を重ねてまいりました。この間、コロナ禍、ウクライナ危機など予期せぬ困難な課題にも直面し、今もなおこれが継続している状況です。改めて、誰もが安心できる社会を構築していくことの重要性が認識されたものと思います。
今国会では、「困難に寄り添う支援の構築」という中テーマの下で、「子どもへの支援」、「社会につなぐ支援」、「支援に向けた体制の充実」の三つの小テーマで九人の参考人の先生方から貴重な御意見等をいただきました。これらを踏まえ、以下、申し述べます。
まず、「子どもへの支援」のテーマでは、特に、子供の居場所づくりを生活支援と併せ積極的に進めること、自治体、学校、民間団体などの地域との連携を強化すること等の重要性が確認されました。私自身改めて大切だと感じたことは、社会全体で子供たちの成長を支えていくという観点です。子供たちが抱えている複雑困難な課題を解決するためには、地域のあらゆる資源が協働をして当事者に寄り添っていく体制強化が求められています。そのために必要な予算の拡充、地域のコーディネート機能の強化、支援の担い手の育成などを更に推進すべきと考えます。
加えて、教育格差を是正するためのデータによる実態把握の重要性も指摘されました。教育予算を充実させることはもとより、地域間格差などの経済的側面以外の教育格差の要因についても十分な検証が必要ではないでしょうか。個人情報保護の観点にも十分留意しつつ、情報の収集また分析の在り方の検討も必要と考えます。
次に、「社会につなぐ支援」のテーマについても、関係機関との連携の重要性とともに、支援の契機となるあらゆる機会の活用、そして情報共有の重要性が指摘されました。つながり支え合う社会を構築する上で大切なことは、苦しみながらも声を上げることすらできていない人に対し、サーチライトを当て、見付け出して支援の手を差し伸ばしていくことです。税金の滞納、債務整理、市民生活相談、就学援助、介護サービスなど、一つ一つの契機を生かして支援につなげていく。自治体の好事例などを参考にしながら、アウトリーチ型の支援体制を更に強化すべきと考えます。
また、こども宅食が支援につながる、つなげるための機能として重要だということも御指摘いただきました。まさに社会につなぐ支援の一環として、こうしたこども宅食のような事業への支援も更に強化すべきと考えます。
三つ目の「支援に向けた体制の充実」のテーマに関しましては、不登校支援についての対策の御提案もいただきました。中でも、公教育と連携したネット上での学びの場を支える取組は、やむなく学校に行けない場合でも、学びの機会が断絶されることを防ぎながら、いつでも学校に戻ってこられる環境を整備する仕組みとして大変参考になるものと考えます。
社会的に孤立している人の居住支援における公的な保証の必要性についても御指摘をいただきました。住居の支援は、生存の基盤を確立するという意味で大変重要なものであると認識をしております。公明党といたしましても、住宅手当の創設など、住まいのセーフティーネットの再構築を訴えております。いずれにいたしましても、居住支援の一層の充実強化を求めていきたいと思います。
最後に、伴走型支援の継続と強化のためには、専門職の配置と支援する側の雇用条件の改善等が重要である旨の御意見もいただきました。国としても、支援に関わる人材の養成、質の向上、そして処遇の改善に積極的に取り組んでいくべきと考えます。
以上、今国会における調査の結果を踏まえて意見を申し述べました。
公明党としても、この三年間の調査結果を踏まえ、また今後も常に現場の声を伺いながら、誰もが安心できる社会の実現に向けて邁進してまいることを申し上げ、私の意見表明とさせていただきます。
ありがとうございました。