大塚耕平の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平です。
 会派を代表して意見を申し述べさせていただきます。
 まず、困難を抱える当事者への支援、そしてその困難を抱える当事者をどう社会につなぐのか、そしてそれを支える体制をどうするのかという、こういう切り口で長きにわたって御議論いただいたこと、そして議論に参加させていただいたこと、適切な切り分けであり、また感謝を申し上げたいと思います。
 感じたことを何点か申し上げますので、報告書作成の際の参考にしていただければ幸いであります。
 まず、参考人のいろいろお話をお伺いしておりますと、困難を抱える当事者というのは、その困難に至るまず原因があり、そしてその結果として現状があり、その現状から元の正常な状態にどう戻すかという、この三つの切り口があるんですが、ややもすると、その現在困難を抱えている人をどうサポートするかという議論ないしは意見が中心になっていたような気もいたしますが、先ほど和田委員もおっしゃったように、そもそもの原因を解決しなければこれはならないということ、そして、現在をどうサポートするかだけじゃなくて、最終的に正常な状態にエグジットしていただくという、こういう切り口の整理が必要だなということを感じました。これが一点目でございます。
 二点目は、困難を抱えている皆さんがどこに相談に行ったらいいか分からないという、こういうニュアンスの意見が多々あったような気がいたします。
 その観点で、参考人としておいでいただいた野洲市の事例は大変一つの考える上でのヒントになったと思うんですが、まあこの言葉が適切かどうか分かりませんが、困難を抱えた方々がどういうところに相談に行って、どういう政策や制度を利用させていただいたらいいかという水先案内人をやっていただくコンシェルジュみたいな、そういう役割の人が必要なんだろうなと感じました。それは、そういう専門職をつくるという手もありますが、野洲市のように行政がまさしくその役割を果たすということが大事だということで、行政に対しても何がしかの国会としての意見を言っていただけるような報告書であればいいなと思います。
 そしてもう一点は、困難を抱えているその当事者、その当事者の周辺にいる人へのサポート、例えば子供が困難を抱えている当事者であれば、その親へのサポートをどうするか。それから、要介護者が困難を抱えている場合には、例えばそれを支えているのが子供であったりすると、これはヤングケアラーの問題になってくるわけでありまして、議論や検討のスコープを困難を抱えている当事者だけにとどめることなく、その周辺や間接的な関係者にも広げることが必要だなということを感じました。
 そして、その上で、今ヤングケアラーという言葉も使いましたけれども、国民民主党もヤングケアラー法案というのを提出させていただいておりますが、この三年間の議論を経て、どういう法律や制度が必要かということについて当調査会として何がしかの意見表明をしていただければ幸いだというふうに思っております。
 最後になりますけれども、公共政策の分野でキングダンという学者がおりまして、このキングダンの三つの窓という一つのアプローチがありまして、何か物事を解決するためには、三つの窓、問題の窓を開く、次に政治の窓を開く、そして最後に政策の窓を開くと、この三つの窓が開かないと解決しないということを公共政策の分野で専門家等が教えているわけでありますが、問題の窓をまず開く、何が問題か理解するためには、先ほど安江委員もおっしゃったデータとかそういうものが必要でありますし、それから、なぜここで議論したような分野がどんどん問題を抱え込んでいるかというと、それはつまり、問題の窓を開くためには、まさしく声が届かないことには、光が当たらないことには解決に至りません、そもそもスタートに立てませんので。そういう意味では、牧山委員のおっしゃったアプローチも大変重要だと思います。
 いずれにいたしましても、国民の皆さんの困難に寄り添うというのが政治の本来の役割だと思いますので、当調査会の議論が国民生活の向上に資することを祈念申し上げて、国民民主党としての意見表明に代えさせていただきます。
 ありがとうございました。

発言情報

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発言者: 大塚耕平

speaker_id: 4047

日付: 2022-04-13

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会