梅村みずほの発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○梅村みずほ君 日本維新の会の梅村みずほでございます。
九名の参考人から困難の多様化する現実について伝えていただき、改めて今政治が抱えている問題の深さというものを思い知った次第です。
この調査会、そして参考人を御選定いただきました皆様に心から感謝するものでございます。
皆様からお話を伺っていまして、実に子供から高齢者に至るまで、全ての年代において困難を抱えている方々が存在するという実態を知りました。これまでの旧時代的な支援策では対応できない、個々一人一人に対して必要なサポートが違ってきているのだということも実感しております。
先ほど他の議員からもありましたように、私も今回、九名の参考人から様々お話を聞いてきて最も印象に残ったのは、生水裕美参考人、滋賀県野洲市の市民部次長でいらっしゃいますけれども、の言葉でした。
生水裕美次長は、大変にこやかに、いとおしむように第二十三条というあの条文を紹介されたわけですね。「市は、その組織及び機能の全てを挙げて、生活困窮者等の発見に努めるものとする。」、本当に喜びにあふれて、大好きなんですとこの条文を御紹介いただき、政策、野洲市さんが行っていらっしゃるコンシェルジュ機能を持った一人一人が市民の困り事に対応していく、あれっと思ったところを突破口に、その奥にある問題を見付け出して掘り出していく、そういったサポートの仕方というのを行政がやっているというのはもう驚きでした。
アウトリーチの必要性が各分野で叫ばれておりますけれども、その相談窓口を設けるだけでは既に救えない時代になっていまして、アウトリーチ、自分から、行政側から手を伸ばしていく、NPOの方々も頑張っていますけれども、行政が必死に手を伸ばしていかなければいけない。また、その手を伸ばしただけではその手をつかんでいただくことはできず、その手のひらにクローバーを乗せるなり、あめを乗せるなり、何とかして手をつかんでもらえるように必死の努力をしなくてはいけないというふうにこの調査会を通じて感じました。
また、今回の調査会では、デジタルとテクノロジーの可能性について様々議員からもお話がありましたし、参考人からもお話がありました。
例えば、この参議院におきましてもデジタルデバイスの持込みというものがいよいよ可能になりまして、私も毎回の質疑に持ち込み、それまで手元でプリントアウトした資料などをばさばさと音を言わせながら見ていたんですが、やはり検索ができるわけですから、クリック一つで資料を開くことができると。
一方で、こうやってデジタルデバイスを使っていると、紙の良さもあるなというふうな実感するもので、私、農林水産委員会でこのパソコン一台で臨みましたところ、ずっとエンターキーを押していたようで、気付けば百七十八ページになって、原稿で自分がどこをしゃべっているか分からなくなるというふうな現象もありました。
改めて、紙の良さもある、デジタルの良さもある、ハイブリッドでやっていかなくてはいけないのだなと。これからは極論の、二元論の世界ではなくて、中庸、真ん中を取っていく時代なのだろうというふうに思っております。
それは支援策でも同じことで、様々な困難を抱える皆様のお困り事を解決していく、皆様に命と体と人生を大切にしていただくためには、新しいデジタルというものと人の心、そして手のぬくもり、そういったアナログなものも大切にしていかなくてはいけないと思っております。
シンギュラリティーの時代が来るぞ、二〇四五年にはAIがAIをつくり出すぞという時代も迫ってきているわけなんですけれども、私は、この日本の未来にAI議員も誕生するかもしれないと思っているのですね。EBPM、科学的根拠に基づく政治ということを考えれば、人間よりもむしろAI議員が政治をつかさどった方がうまくいくこともあるのかもしれないと思うことすらあるのですが、それでもやはり、ナイフで腕を切れば血を流す我々が生きている世界ですので、どこまでも感情というものを排除してはいけないと。感情だけでは駄目、ロジックだけでも駄目、感情とロジックを適切に組み合わせていく政治が求められているのではないかと思いました。
それにはやはり、教育、子供たちにこれからの時代の現実と可能性と様々な未来と選択肢を見せていく必要があると思います。他の議員からもありましたように、日本はやはり教育、子供関連予算が少な過ぎます。教育の費用を倍増していくこと、そして死に物狂いで皆さんのお困り事を救済していく、そういった気概が政治に求められていると感じました。
以上です。ありがとうございます。