大門実紀史の発言 (財政金融委員会)

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○大門実紀史君 もうそう言ってくれたのは鈴木大臣だけでございまして、岸田さんは私の断りなしに使っておられましたけれども、まあいいんですけれども。
 これは、実は二〇〇七年の三月十四日、この参議院予算委員会で、当時、尾身大臣がおられまして、そのときはこんな精度のいいグラフじゃなかったんですね、途中から点々々みたいな、推測図みたいなものであったんですが。いずれにせよ、一億を超えると負担率が下がるということを不思議だなと思って作って、尾身大臣になぜか分かりますかとお聞きしたら、分からないとおっしゃるので、まあそのときは推測もありましたけど、やっぱり一億超えるところが、方々は、給料、給与じゃなくって株の取引で、それが分離課税になって、当時一〇%でしたからね、税率が、だから下がっているんじゃないでしょうかというようなことを問題提起させてもらったのがもう十五年前でございます。
 その後いろんな議論がありまして、繰り返し、一〇%というのは余りにも低過ぎるというので、本則の二〇%に最低戻すべきじゃないかというのをさんざん議論があって、私も何度も質問させていただいて、で、二〇%にまで戻ったんですよね。ただ、海外は三〇%水準ぐらいですので、まだまだ負担が低いということでこういうグラフがまだ続いているということでございます。
 もう長いこと、二〇%した、なった後も、長いこと長いことこの議論があって、与党税調、自民党の中でもやっぱり不公正じゃないかという提案が何度も何度もあったんですけれども、何度も議論されたと思うんですけれども、結局いまだ引上げが行われていないと。
 漏れ聞くところによると、これはもう自民党の皆さんというよりも官邸が、上げると株価が下がって政権にダメージがあるということを恐れているんではないかというようなことは何回も聞くわけですけれど、あれですかね、財務大臣のお部屋に株価の電光掲示板ありますよね。総理の部屋にもあるんですよね、あれは、たしかね。あれ、やっぱりよくないですよね。毎日あんなの見ていると、もう株価資本主義に毒されて、思い切った政策が打てなくなるんじゃないかと、びくびくしてですね。あれはもう取っ払った方がいいんじゃないかと思いますけれど。
 やっぱり政治家は一々その株価の動きなんか見ないで、やるべきときはやるということが大事だと思うんですよね。しかも、今株価はどんな材料でも上がったり下がったりしますから、何でもいいんですよね。下がったってもうける人いるんですよね、下げてもうける人もいるんですよね。そんなの気にしていたら、政策なんかね、改革なんか実行できないと思いますので、ちょっとそういう考え方じゃなくて、本来やるべき仕事として、この一億円の壁といいますかね、金融所得税の引上げ。
 総理は、来年度のとか言われましたけど、あれ、私は知っている、経過知っている私にとっては、来年検討することにしましたというよりも、先送りしたという印象なんですよね。わざわざ先送りされたという印象が強いんですね。もうやってもよかったんですね。やってもよかったんですね。
 そういう点でいきますと、もう次の税制改正には必ず金融所得税の引上げは入れるべきだと思いますけれど、鈴木財務大臣のお考えを聞きたいと思います。

発言情報

speech_id: 120814370X00420220316_241

発言者: 大門実紀史

speaker_id: 16551

日付: 2022-03-16

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会