三村淳の発言 (財政金融委員会)
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○政府参考人(三村淳君) お答え申し上げます。
先生からお話ございましたように、世界銀行におきまして、この支援承認額をセクターという概念、それからテーマという概念、この二種類の概念に応じまして支援額の分類というものをやってございます。
まず、このセクターの方でございますけれども、これは、その世界銀行グループの支援案件によってもたらされる、どんな財ですとかサービスがもたらされるのかということの種類の基にしまして、例えばその支援案件を、農林漁業でございますとか、エネルギーでございますとか、運輸でございますとか、こういったいずれかの産業区分に分類をしておると、これがセクターという概念でございます。
一方、テーマの方でございますけれども、典型的な持続可能な開発目標、SDGsのような様々な開発目標ございます。この世銀グループがやっております支援がこの開発目標に向けてどういうふうに機能しているのか、この支援の状況を目標別に把握をすると、これがテーマでございまして、例えばでございますけれども、この支援案件を、人間開発、ジェンダーという目標でございますとか、環境、天然資源管理というような目標でございますとか、こういった目的別に分類をしておるのがテーマの方でございまして、こちらは当然、一つの支援案件が複数の目標、目的に資するというようなケースもございます。そういう場合には一つの案件であってもこの複数のテーマにも分類をしていると、こういった形で分類しているのがテーマという概念でございます。
それから、もう一点お尋ねのございました成果測定システムでございますけれども、当然IDAの私どもも含めまして各国がドナー国のお金を使って支援をするということでございますから、いわゆるPDCAのサイクル、これをしっかりと回して、きっちりとこのIDAが目的どおりに目標に向けて進捗しているか、支援が進捗し、また成果が達成できているかということを測定することがこれ極めて重要でございます。この成果測定システムはまさにそういうものでございまして、それぞれの増資の交渉のたびに定量的な指標、様々な指標を設けまして、この指標の進捗、数字の進捗を見ることでIDAの支援の成果というものがちゃんと上がっているかどうかを確認する、そういうPDCAあるいはそのIDAとしての説明責任のためのツールというものがこの成果測定システムというものでございます。
今般のIDA二十次増資の場合も、実は全部で九十五個、そういう定量的な指標、様々ございますが設定しておりまして、どういう指標を設定するかというのも、増資交渉の過程の中で日本も含めましてドナー国で議論もしてございますし、この指標を設けるだけで意味ございませんので、その指標の数字につきましてもIDA三年間の中途で行います中間評価、二十次増資の場合には来年の秋頃予定されてございますが、そこでもこの九十五の指標の進捗状況をみんなでチェックをして、こういう形でPDCAサイクルを回す仕組みになっておると、これが成果の測定システムでございます。