自見はなこの発言 (財政金融委員会)
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○自見はなこ君 おはようございます。自民党の自見はなこです。どうぞよろしくお願いいたします。
鈴木大臣からも御発言がございましたけれども、破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告、ありがとうございました。こういった地道な、そして適切な対応が預金保険機構によってなされており、また多くの見えないところでセーフティーとなって金融行政を守ってくださっていること、心から感謝申し上げたいと思います。
さて、本日は、十八時と伺っておりますが、ニュースでも出ておりますが、岸田総理の方からこの物価の上昇のための緊急対策というのが発表されるとも伺っております。
私からは、質問ではなく、まず冒頭お願いでありますが、この物価上昇の中、是非、鈴木財務大臣には、国民生活をとにかく守るんだという政策を強く打ち出していただきたいと思ってございます。
特に、私の場合は医療機関の方々から、医療の現場の方々からお話聞く機会が大変多うございますけれども、やはり皆様心配しておられますのが、様々な、光熱費もそうでありますけれども、物品が石油製剤から作られているもの等もある中で、診療報酬という公定価格の中で決められておりますので、これ、何らかの措置が必要になるときにはちゅうちょせずに、今コロナ対応で、次の波も来ようかとしておりますので、大変な中、医療現場やっております。是非、あらゆる業種に目を配っていただきまして、適切な対応をいただきますように心からこれはお願いを、冒頭お願い申し上げたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、一問目でございますが、鈴木財務大臣にお尋ねをしたいと思います。
四月の十三日でありますけれども、財政制度等審議会で社会保障の議論がなされているというふうには承知をいたします。その中でも、国民健康保険組合関係者の中で、この国庫補助というものがもしかしたら廃止されるのではないかという懸念の声が上がってきているところでもあります。
お手元にお配りをした資料の中の、めくっていただきまして、一の七というところではございますが、こちらが全世代型社会保障の構築、括弧、能力に応じた保険料の負担というところで議論されているものになっております。ここの補助率が三二%から一三%、それより以下という矢印も出てきているというところで、六十組合、四十九組合、そして五十二組合、以下、以降ということで分かれて書いてございます。応分の負担ということで、これ自体は、言っていらっしゃることにはロジックは通るんだろうと思いますが、今日はその中でもやはり問題になっているところについて、特に高額な医療費、薬剤費ですね、これが生じるということがありますので、そこについてお尋ねをしたいというふうに思っております。
結論から申しますと、我々といたしましては、やはりこの能力の負担に応じたというのは、それはそれで理解するんですが、そのときの平均的な所得だけで判断することは極めて危険だということが私が言いたいことであります。その具体的な例として、ちょっと資料をお見せいたします。
ちょっと資料をめくり、戻っていただきまして、資料の一の一、御覧ください。こちらは、国保組合における超高額医療費の現状についての紙をここから数枚程度御覧いただければと思っております。右側御覧ください。高額レセプトの年度別の上位五位ということでありまして、二年でございますが、これは令和二年が一番上でありますが、平成二十八年からどんどん書いてございますが、なかなか一般的には聞かないお病気の名前があると思います。びまん性の大細胞型B細胞性リンパ腫、いわゆる血液疾患であるとか、あるいは循環器疾患であるとか、非常に高額なもの、これは高額な薬剤であったり、あるいはECMOとかでも有名になりましたけれども、体外循環をある程度使うものというものは、あるいは大変大きなオペをしなきゃいけないもの、こういったものは非常に高いということが分かるかと思います。
次、おめくりください。次の資料の一の二であります。これが、平成二十八年から令和二年までの間で傾向がやはり変わってきております。四百万円以上の費用負担の層の金額の推移でありますが、右側のブルーのところを御覧いただければと思います。こちらでもお分かりかと思いますが、やはり二千万―三千万とか、三千万以上というのが非常に目立ってきているというのが分かるかと思います。
次のページをおめくりください。この十六ページと書いてあります資料の一の三、左上、資料の一の三でありますが、これの右側のグラフであります。一千万から二千万、二千万から三千万が特に平成三十一年以降、がくっと、がくっというか、上に右肩に上がっています。
次、御覧ください。資料一の四です。最近の薬は高いんだよねということをよくいろんな会議で聞かれると思うんですが、どれほど高いのかということであります。ここにお示ししております表でありますが、健康保険団体連合会の資料であります。一か月、一か月ですね、これ一月です、一か月。一か月の医療費が一千万以上の高額レセプト上位百の令和二年度版です。月です、年じゃありません。ここ見ていただきますと分かりますが、一から七位までは同じ病気です。脊髄性の筋萎縮症というものであります。これ、桁を読み間違えないようにしていただきたいんですが、これは一億七千万ということであります。一か月であります。
これ非常に、この薬はすばらしい薬なんですね。ゾルゲンスマという薬でありまして、SMAとも言いますが、病気に対して四つの類型があるうちの、十万人に一人が乳幼児型と言われまして、これ非常に重症なんですね。生まれた後、しばらくしてお子さんたちが自分で息ができなくなるということなんですが、このお薬を投与していただきますと大幅に改善をするということ、全く違う世界が広がるんですが、これは本当に医学が人類にもたらした恩恵なんですね。すばらしいんです。
保険適用も実はしていただいておるので、ここに載っておるわけですが、それが一位から七位と。一回、ワンショットですね、一回でこれは一億七千万ということであります。これがどの組合、保険組合の患者さんがなるかはもうもはや誰も分からないという状況なんですね。ですから、これが非常に理解をしておかなければいけないところでありまして、当然ながらその応分の負担というのは理解もちろんできるんですが、誰がこの病気にいつなるかは誰も予測できないということです。
次のページ、資料の一の五、おめくりください。これもまた参考までにでありますが、やはり血友病ですとか急性壊死、膵臓の壊死ですね、こういったものは非常にお金が掛かると。そしてまた、資料の一の六でありますが、血液製剤、これは見てお分かりのとおり、月額の金額がここに書いているということです。
ただ、多くの白血病なり、治療していただいて元気になられている方たくさんいますので、我が国が世界に冠たる国民皆保険と言われるゆえんは、こういったものが自分の経済的な状況によらずに治療が受けれている国だということはすばらしいことだと思います。これはもう当然、皆さんも御理解いただけると思います。
こういったところにつきまして、国保組合に対して高額医療費に対する国の財政支援というものもあります。従来の百万円を超える医療費に対する支援に加えまして、やはり同じ問題意識は持っていただいておりまして、令和三年度からは四百万円を超える医療費に対する支援というものも新たに行われておりますが、予算の範囲内での当然ながら支援となっており、ここには更なる財政の支援、拡充も必要ではないかと考えてございます。
また、この高額な医療費が発生し、さらに今財政審で議論されているような定額補助の削減というものが重なった場合、財政基盤の弱い弱くないにかかわらず、これは、さっき申し上げたような一億七千万が突然ぽんと出てきますから、そういうことにかかわらず、国保組合というのが非常に存在が、意義が、その存在を解散せざるを得なくなるような事態に追い込まれる可能性があると思います。仮に解散ということになれば、市町村国保又は協会けんぽの適用となるんですね。それはそうだと思います、流れていきますので。
そうしますと、国保補助という意味で見れば、むしろ補助率はぐんと上がることになります。なかなか難しい問題だというのはもう皆さん、関係者の皆様、御認識は当然されていると思いますが、この持続可能な全世代型社会保障という観点からの負担の能力に応じたということは非常に重要ですが、やはりこの見直しの話、今まさにしていただいて、されておりますけれども、ここは安定的な国保組合の運用に即するような支援、あるいは実態の認識というものを持っていただく必要があると考えておりますが、御認識を伺えれば幸いです。