大門実紀史の発言 (財政金融委員会)

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○大門実紀史君 この資料の一番上には、ハーバードとかイエール大学とかスタンフォードありますよね。こういう大学のまねをしようというわけですよね。それは大変大けがするんじゃないかと思います。
 といいますのは、こういう大学はもちろん寄附金ですから民間の資金ですよね、国のお金ではありません、まずですね。そこは大違いですが。で、ほとんど、オルタナティブといって、ここには説明なかったですね、オルタナティブ投資といって、通常の株とか債券よりも、非上場株式とかベンチャーキャピタルとか不動産とかヘッジファンドとかコモディティーとかですね、そういうところを中心に、そういうところのオルタナティブ投資が多いんですよ、こういう大学、海外のですね。
 つまり、それは何かというと、株の売買でトレーダーで腕のいい人がもうけるとかという世界じゃなくって、やっぱり情報が非公開の部分がありますんで、そういうことの専門の、何というかね、運用の人に頼んで、巨額の投資するからその分情報も来るというような、ちょっと特別な世界でやっているんですよね。
 先ほどおっしゃったその日本の専門家に聞いたとか、そんな話じゃないんですよ。通常の専門家、取引やっている専門家のプロの意見聞いてじゃなくて、違う世界なんですね、このアメリカのファンド、大学のファンドとはですね。そのような形だけまねしようとするから、危ないんじゃないですかと申し上げているわけなんですね。
 この話の大本にあります内閣府の担当審議官だった合田哲雄さんが今年の四月号のIDEの「時の課題」におっしゃっていますけど、大学ファンドの運用で二〇二四年度には五百億運用益上げて支援したいと、二〇二八年度にはもう目標の三千億運用益支援したいと。つまり、あと六年後に三千億の運用益を出すということを担当審議官がおっしゃっているんですけれども、ちょっとほとんど金融の素人じゃないかと思うんですけど、本当に六年後に三千億の運用益出すには、どれだけのリスクを取ってハイリターンを得なければ、具体的にですね、ハイリターンを得なければならないかということになると思うんですね。
 それで、さすがにいろいろ調べておられるんでしょうけれども、そのJST理事の喜田さんという方がおられまして、私が申し上げたアメリカの大学のファンドの場合はオルタナティブ投資をやっているので、日本もそれを、そちらにシフトしていきたいと。特に、プライベートエクイティー、未公開株ですね、これを大変強調されております。
 このプライベートエクイティーというのは、同じ大学ファンド資金運用ワーキンググループの高田創さんが書いておられますけど、資産構成の中で一番リスクが高いのはプライベートエクイティーということなんですね。つまり、相当のリスクを取っていこうというようなことになっているんではないかと思うんですね。
 その辺の認識は、文科省、あんまりないんですかね、あります。

発言情報

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発言者: 大門実紀史

speaker_id: 16551

日付: 2022-05-24

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会