黒田東彦の発言 (財政金融委員会)

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○参考人(黒田東彦君) この講演では、家計を対象とするアンケートの調査結果あるいはコロナ禍における行動制限下で蓄積した強制貯蓄の存在を踏まえまして、最近家計の値上げに対する対応が変化している可能性について申し上げたものであります。講演でも申し上げているとおり、この結果自体は幅を持って見る必要があります。
 日本銀行は、単に物価だけが上がればよいと考えているわけではありません。日本銀行が目指しているのは、あくまでも経済活動や賃金が改善する中で物価も緩やかに上昇する好循環の形成であります。その実現には、金融緩和によって賃金の上昇しやすいマクロ経済環境をつくり出すことが重要であると考えております。今回の講演でも繰り返し申し上げておりますけれども、御指摘の箇所も賃金上昇の重要性を強調する文脈の中で言及したものでございます。
 いずれにいたしましても、日本銀行としては、今後とも様々なデータやアンケートなどを用いて、家計の所得環境や体感物価と申しますか、そういったもの、さらにマインドの動向について丹念に点検し、適切な金融政策運営に生かしてまいりたいというふうに考えております。

発言情報

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発言者: 黒田東彦

speaker_id: 19167

日付: 2022-06-07

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会