関根泰の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(関根泰君) ありがとうございます。
おっしゃるとおり、なるべくエネルギー自給率を高く取りたいというのは国民の総意としてはよく分かるところであります。一方で、この二十エクサジュールという中に、当然二十兆円のエネルギーの輸入、八兆円程度の例えば食料の輸入ということがあるわけですが、一方で、七十兆円規模の自動車産業とか、数十兆円の機械の産業、これが外貨を稼ぐツールとなっているということも日本の国富を考える上では重要な位置を占めています。
すなわち、資源を買ってきて加工をして付加価値を高めて海外に売ることによって私たち日本は国富を得ている、そういう点から考えると、江戸に戻って閉じた環境の中で地域だけでエネルギーを自給自足すればいいという現代の世の中ではなく、産業としての加工をして貿易をして国富を得るというところも、やはりこれから残していく必要があるやに思います。
そういう点で、イギリスは加工を捨てて金融で生き残るということを選びましたが、日本は果たして金融だけで、イギリスの後追いをして同じ立場をできるかというと、私はノーだと思っております。その点で、地産地消のエネルギーの利用、これは地域循環の環境共生圏のような形で、地域で出たものを地域で使い切り、エネルギー、物質をきっちり回す、これは非常に重要ですが、一方で、それだけではこの一億二千数百万プラス産業のこの規模というのを必ずしも維持できない。そういうところには、外からデンスな効率の良い合成燃料のようなものが入ってくる必要というのも同時にあるのではないか。
もっと言うと、都市やコンビナートのようなところは自給自足にはなかなか向かないということもありますので、これは外からの大規模なエネルギー。一方で、DIDの連接していないような地域、人口密度が一千人、五百人パー平方キロを切るようなエリアにおいては、これは十分に自給自足ができると。こういう二つのディメンションで物を考えていくこともあるのではないかと感じます。
以上です。