関根泰の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(関根泰君) 御質問ありがとうございます。
おっしゃるとおり、この表、上から、フィージビリティーの高いもの、余り高くないもの、難しいものという順番で並んでおりまして、一番上の方の三つ、例えば二酸化炭素があって、水素があって、そこから合成燃料を作る。これは、先ほど吉野参考人も御指摘のとおり、百年前の化学、すなわちサバティエ反応とかそういったよく知られている、化学で実行可能な反応であります。その場合に必要なのは、CO2を効率よく集めてなるべくコストを掛けずに集める方法、それからグリーン水素を安く大量にうまく作る方法というのが前提になります。これが上の、二酸化炭素と水素から合成ガス、メタノール、メタンを作る、ここについてはそういうフェーズでございます。なので、社会環境の醸成がうまく整えば、技術としてはある程度仕上がりつつあるというところ。
一方で、そのすぐ下、CO2と水から直接反応させる。これはまだまだ実験室の段階ということになり、ここはまだまだ難しい技術です。
この二つの違いは何かと申し上げますと、先ほど来御紹介のあった、水素を作るというのは、一般には水を電気分解する、エネルギーを与えて坂を上る反応を行います。そこから合成燃料を作るという反応は、一般に二酸化炭素と水素を反応させて坂を下る反応をするんですね。で、もったいないじゃないかと。せっかく上がっておいて下りるのはもったいないから、上がらずにトンネルを掘ろう。これが、水と二酸化炭素を直接、電気化学的に反応させるという考え方になります。
当然仕上がったときには、CO2と水素を作っておいて反応させる上がって下がる方法、それに比べると、CO2と水からトンネルを掘って直接作る方法がエネルギー的には圧倒的に効率が良くなります。ただし、今のところその技術はまだまだよちよち、黎明期ということで、TRLでいうと1、すなわちまだまだ世には出せるレベルではないかというふうに思います。
その下になると、もっと難しくなります。
以上です。