関根泰の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(関根泰君) 御質問ありがとうございます。
 まず、CO2を回収するには大きく二通りと申し上げました。あした以降出す予定のCO2を集める技術、昨日まで出しちゃったCO2を集める技術、これは時間軸でいうと全く異なります。
 昨日まで出しちゃったのを集める、これはダイレクト・エア・キャプチャーと言われまして、東京ドーム、大阪ドーム一杯分の空気をうわっと集めると中から二酸化炭素が軽トラ一台分集まるという非常に難しい技術です。これは、恐らく三十年ぐらい後になって実用化ができるかどうかクエスチョンというレベルかと思います。
 一方で、あした以降出す予定というところに、ちょっと待ってください、ここにCO2を集める機械を付けましょう、これは技術的にはもうでき上がっております。問題はコスト、効率というところでありまして、インセンティブがないところにわざわざ後ろにCO2を集める機械を喜んで付けようという人はいない。コストだけが高くなるということになります。
 そこにはカーボンプライシング、すなわち、私の資料の中でも二十六ページにいろいろなカーボンプライシングの考え方を記載してございますが、出すことは恥だ、出してはいけないんだということが社会の中で共有されてくると、CO2に対しての価格というものが付いてまいります。
 現時点で、二酸化炭素を集める、あした以降出す二酸化炭素を集める技術は、化学的な方法と物理的な方法の大きく分けて二通りあります。これは、それぞれ一トン集めるのに大体三千円から五千円ぐらいで集められるということが知られています。ですので、この三千円、五千円を誰かが社会的に客観的に担保してあげることによって、この三千円から五千円掛けてCO2を集めようという技術はすぐにでも実装可能になります。
 という点で、フェーズによって技術の難しさが違い、あした以降出すものはむしろコストの問題、インセンティブの問題であり、そこが解決すれば逆にすぐに実装されていくであろうという気がいたします。
 以上です。

発言情報

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発言者: 関根泰

speaker_id: 28614

日付: 2022-02-02

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会