関根泰の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(関根泰君) 御質問ありがとうございます。
まず、おっしゃるとおり、日本のエネルギーの今現在、発電の大宗を占めている火力発電、特にUSC、これは六百度、二百五十気圧、六百三十度ぐらいまで再熱で二百五十気圧というようなところまで水を超高温、超臨界圧で温めて、ボイラーで沸かしたその蒸気を三段のタービンで回すという非常に効率のいい方法ですね。それから、もう一つはガスタービン、これは千六百五十、千七百度という高温でガスを燃やすタイプの発電。前者は、大型で非常に効率はいいんですが、小回りが利かない。後者は、ジェットエンジンのようなものですから、動かしたいときに動かして、変動に対応して動かすことができる。前者は石炭の微粉炭あるいはアンモニア、後者は天然ガスあるいは水素が燃料という形になってきまして、これをどううまくこれから使っていくか、燃料を替えるだけでは必ずしも全てクリアできるかどうかということもあります。
一方で、おっしゃるように、そのデマンドレスポンスのようなものを社会に組み入れていくことも非常に重要ですし、吉野参考人おっしゃったような、電池を、車の電池をうまく使い倒す、これも非常に有効だと思います。
再エネの時代を考えると、一次エネルギーが電気で二次エネルギーが何か、かつ昼が電気が安くなるという可能性がある。そういうことを複合的に考えると、私は、高品位な系統の電力と、デマンドレスポンスなどとリンクした、比較的フラクチュエーションがあって、周波数、電圧の変動のある、安い、かつ再エネ由来の電力の系統というのをある程度分けていくというのも一つの考え方としてあるのではないかということをよく政府の会議などで申し上げています。
すなわち、五十万ボルトの非常に周波数変動の低い産業向けの高品位な電力、これはずっとベースロードで動かすことができ、需要も、産業側からの需要というのはある程度読むことができます。
こういったものをきっちりと産業用の電力として供給するグリッドがあり、一方で、晴れた日はよく電気が出て雨の日は余り電気が出ません、周波数もふらふらします、でも再エネで安いですよ、そして、六万なり六千六百という、比較的光路長は長く、低圧の回路のところだけで構成されているような低圧側の再エネ民生向けグリッド、こういうものが社会の中でそれぞれ併存し、必要に応じて高圧から低圧に潮流することはあっても、基本的には品位が違うので、ここは別建て。二十四時間高品位にずっと走る、それも、例えばUSCのようなものや原子力のようなものでずっと安定に走るような産業向けの電力、それから、ガスタービンでうまく補いながらデマンドレスポンスで最大限カバーするような低品位な電力というのが両方併存してもいいのかなと感じております。
長くなりました。以上です。