市田忠義の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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市田忠義君 経産省にお聞きしたいと思います。
 私も新技術の開発は必要だという立場です。ただ、それを前提にすればCO2の削減が先送りになるんじゃないかという心配を率直に私は持っていますが、どういうことかというと、政府の計画では、石炭火力の継続、建設を前提にしながら、火力で排出されるCO2を回収して地下に貯留するという技術、いわゆるCCS、あるいは火力の燃料にアンモニアを混ぜる、あるいはアンモニア単独で燃やす技術、水素の利用技術などを今後開発すると、そうやってCO2の排出を減らすんだという計画ですよね。これは、どれも実現可能性という点でその二〇三〇年に間に合うのかと。この十年間が決定的だと岸田総理もCOPの会議でおっしゃっていて、そういうまだ実用性が定かでない実証研究中の技術に頼るというやり方が果たしていいのかと。
 それから、これもお聞きしたいんですけど、CO2を仮に回収できたとしても、国内に地下に安定的に貯留できる適地はあるのか、コストは高額にならないかと。それから、アンモニアを混ぜても火力発電で化石燃料が多く消費されることにはこれは変わりはないわけですし、水素の精製については大量の電力を必要とすると。その電力を化石燃料でつくったら何にも私はならないと思うんですね。再生可能エネルギーを使った電力で水素を精製、仮にしたとしても、これはエネルギーロスが生まれて、そのまま電力として利用した方が効率的だと私は思うんです。
 ある研究者のグループの研究によると、今ある省エネ、再エネの技術だけでも九三%は削減できるという提言もあります。という点で、やっぱり二〇三〇年までの緊急性から考えて、もっと既存の技術や実用化のめどが立っている技術を積極的に普及、導入することで直ちに削減に踏み出すということが大事じゃないかと。
 新技術の開発は否定はしませんが、その辺のその実現可能性含めてどんな展望をお持ちなのか。淡い期待値だけでは時間待ってくれないと思うんですよ。待てないのは、今、気候危機というぐらい、国会でも決議しているわけですから、その辺、経産省はどういうお考えか。

発言情報

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発言者: 市田忠義

speaker_id: 16179

日付: 2022-04-20

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会