坂本雅子の発言 (内閣委員会)
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○参考人(坂本雅子君) 今軍事、軍需産業に利用されるのではないかという御意見でしたけれども、軍需というと余りにも我々は古い固定的な軍需を考えがちですね。だけど、今の、ロシアの「モスクワ」が数発のミサイルで沈没したように、むしろ昔の戦艦だの戦車だの大砲だのというのと軍事は違っているということです。
米国は、二〇一五年に第三次オフセット戦略を開始します。第一次、第二次は社会主義国、原発とかまあそういうものだったんですが、それ以来の第三次ですね。それは、その軍事技術ということがもはやかつての軍産複合体が飛行機造った、戦車造ったと、そういう時代ではなくなっている。例えばレールガン、電磁波を物すごく強くしてそれで攻撃するとか、それから、ミサイルのあれも、艦船から撃ち込むのではなく、もう陸上を、アメリカが今南西諸島に配備しようとしているのも陸上を自走するミサイルですね。遠隔操作で一か所の基地からやっていたら、その基地攻撃されたら終わりですから、自走しながら行くということで、どんな技術がその攻撃兵器に使われるのかもう分からなくなっている。次の新しい技術開発が戦争の勝利者になるということですね。
だからアメリカは中国を物すごく恐れて、中国の技術や5Gやいろんなそういう先端技術を遮断しようとしているのは、次に開発する技術が、それこそ原爆や、それからコンピューターの、軍事技術がコンピューター時代を到来させたように、新しい軍事技術を目指しているわけですね。ですから、開発しようと、日本政府がこれからやろうとしていることもある意味では何もかもが軍事技術とくくられるおそれがあるということです。
はっきり戦車の開発のこれがこうだということが軍事技術と指定されていたらいいわけですけれども、例えば、量子技術にしたって、暗号通信だとか、それから衛星コンステレーションから物すごいあれを、情報を出して、それをキャッチして、それを即時に分析してというような戦争になりますと、はっきり言って何が軍事技術か分からないということですね。
だから、私は、今回の法案の三と四で一番危惧するのは、やっぱりこれは機微技術だ、軍事に関わるということが無制限に拡大されていく、そして、企業が、今までならば技術開発したらそれは企業が商品化してもうけてそして日本を豊かにさせるということにつながっていたんですけど、今度の技術開発というのはどうも訳が分からない。しかも、どこでチェックされて、どこで、はい、これは機微技術ですとされるかこれは分からないと。非常に怖いですね。全部そこに引っかかって、しかも日本企業の成長にもつながらないというおそれがあると私は思っています。