坂本雅子の発言 (内閣委員会)

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○参考人(坂本雅子君) グローバル化という名目で何が起きたかというと、結局、先進国の巨大資本がどんどん他国に直接投資をしていったということですね。そして、よその国で物をつくったり、生産、販売したり、それから金融投資をしたりすることによって一部の巨大企業は米国中心に物すごく大きくなったわけですね。
 しかし、国家単位で見てみますと、グローバル化の結果、一番得したといいますか成長したのはまさに中国ですね。グローバル化がなかったら中国はこんなに急成長しなかったわけです。世界中の投資受け入れてここまで大きくなったと。その今のグローバル化の結果に一番焦って腹を立てているのが米国だと思うんですね。
 トランプ政権のときは海外進出ということを国内回帰させる動きをやって、いろんな自動車産業を、例えばメキシコで工場計画していたら、それをストップさせたり米国に国内工場を建てたり、よその国も、よその国の企業にも米国で生産しろと言ったりすることで国内回帰させ始めたわけですね。
 つまり、その米国流のグローバル化の修正、国内回帰がもう一つ。そして、今回の経済安保とかのような、ほかの国も、日本なんかも巻き込んで、技術面でも、中国は生産だけじゃなく技術まで進歩させちゃったと。
 要するに、もう前から言われていたんですけれども、生産をよその国に移しちゃったら技術も発展しないんだと。日本、やっぱり日本の自動車産業なんかの、かなり長いこと国内でやっていた、それが技術発展につながったわけですけど、生産を流出させると技術も流出してしまうというのは、それは鉄則ですね。
 今、アメリカは、グローバル化の米国本位の修正に入ったわけですね。それに日本も追従させようとしているわけですけど、それでいいんだろうかと、日本なりに日本のグローバル化の修正というのが必要じゃないかと。
 さっきちょっと言いました、生産をやっぱり国内に、もう大事な本当の部分はちゃんと国内に確保するということですね。海外生産、例えば三割ぐらいは国内に入れて残しなさいと、技術開発の研究所や企業と一体となった研究も国内にやりなさいと。今みんな日本の自動車産業、もう中国で車でも共同開発したりしているわけですよね。だから、やっぱり、そのグローバル化の修正をやっぱり必要だと。
 グローバル化は、企業はもうけさせるけど、その国は豊かにしなかったわけです。そのグローバル化の修正は今必要だけれども、それはやっぱりそれぞれの国が自国の利益でちゃんと考えてグローバル化の修正をしなければいけないと。アメリカにまたグローバル化だと言われた、はいはいと言ってみんなどんどんどんどん日本企業は出ていった。今度はグローバル化の修正だと言われて、はいはいと言ってまた同じようなことしてはいけない。
 日本なりの発展策、新しい資本主義ですね、それが必ずしも岸田さんの言う内容ではないんですけれども、やっぱり日本は今新しい資本主義を模索しなければいけない、日本なりの。それを、やっぱり英知を、日本人の官僚の方、学者、経営者、英知を結集して新しい資本主義を今つくっていかなきゃいけないと私は思います。

発言情報

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発言者: 坂本雅子

speaker_id: 20880

日付: 2022-04-21

院: 参議院

会議名: 内閣委員会