中嶋哲彦の発言 (内閣委員会)

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○参考人(中嶋哲彦君) ありがとうございます。
 子どもの権利条約の立法化、立法というか条例の制定過程ですね、それについては、いや、こういう御質問があると分かっていれば資料を用意したんですけれども、こういう議論がありました。
 自分に関する、初めの条文の中で、場面を設定して、例えば学校でとか福祉でとか場面を設定して、そういう場面場面で意見を言うことができるという条文を作ろうとしていたんです、元々は。それに対して、いや、そんなことをすると、そこに挙がっていない事柄では意見が言えなくなってしまう可能性があるので入れるべきではないということで削除されているんです。ですから、それは広げているんです。だから、自分に関することに限定したんじゃなくて、ごめんなさい、自分に関する私的な事柄だけではなくて、どんな場面でも言えるようにするために、条文を簡素にして適用範囲を広げたというのが立法過程の、条約の立法過程における議論です。
 さらに、それは、インプリメンテーションハンドブックというのがあるんですね、要するに条約の運用に関してハンドブックが作られている。これは国連の機関が作っているんですが、二〇〇六年か七年ぐらいにできているんです、これサードバージョンですね。その中でもこのことはやっぱり詳しく書いています。自分の個人的なことだけに限定するのではなくて、あらゆる場面で発言することができるんだというふうに書いて、今度は、事例ですから、学校の場面とかいろんな場面を想定して、こういうところではこんなふうに保障していくべきなんだということを解説をしています。
 これ、かなりボリュームを使って解説していますので、やはりいろんな国でやっぱり子供の発言を制限してしまおうという考えというのはあるのかもしれません、ほかの国でも。それに対して、いや、そうじゃないんだということをその先ほどのハンドブックで述べているというところはとても大事なところだと思います。その意味では、先ほどの立法過程の議論の認識というのはちょっと違うのではないかなというふうに思いました。
 以上です。

発言情報

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発言者: 中嶋哲彦

speaker_id: 22503

日付: 2022-06-07

院: 参議院

会議名: 内閣委員会