林芳正の発言 (本会議)

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○国務大臣(林芳正君) 熊谷議員にお答えをいたします。
 中国に対するウクライナ情勢に関する働きかけについてお尋ねがありました。
 ロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、国際秩序の根幹を揺るがす行為であります。明白な国際法違反であり、断じて許容できず、厳しく非難をいたします。今こそ、国際秩序の根幹を守り抜くため、国際社会が結束して対応することが必要です。
 我が国としては、これまでも中国に対して、様々な機会に責任ある行動を呼びかけてきております。引き続き、このG7を始めとした関係国と緊密に連携し、適切な機会に適切なレベルで対応をしてまいります。
 次に、国際刑事裁判所、ICCへの支援についてお尋ねがありました。
 ウクライナ政府の発表や各種報道により、ウクライナ各地において、無辜の民間人が多数殺害されるなどロシア軍による残虐な行為が繰り広げられていたことが明らかになっております。我が国として、極めて深刻に受け止め、強い衝撃を受けております。
 多数の無辜の民間人の殺害、これは重大な国際人道法違反であり戦争犯罪です。断じて許されず、厳しく非難します。こうした残虐な行為の真相は徹底的に明らかにされなければならず、ロシアは責任を厳しく問われなければなりません。我が国としても、ウクライナの事態を国際刑事裁判所、ICCに付託をいたしました。
 我が国はICCの最大の拠出国であり、捜査の実施を始めとするICCの活動に必要となる資金フローを支援する観点から、先週、ICC予算の一割弱に当たる分担金約十八億円の支払を例年よりも前倒しして行い、ICCから評価をされたところでございます。
 今後の支援について決まっているものはございませんが、引き続きICCの活動を後押ししていく考えでございます。
 次に、暗号資産の規制も含めたロシアに対する制裁に関する国際協調についてお尋ねがありました。
 今般の外為法の改正を含め、G7各国が足並みをそろえて暗号資産に対する規制を強化することで、暗号資産が制裁の抜け穴として悪用されないよう、規制の実効性を更に高めていくことが重要と考えます。
 その上で、御指摘があったとおり、暗号資産を含めて、ロシアによる制裁回避を防ぐためには、より多くの国がロシアに対する制裁に参加する、このことが重要であり、三月二十四日のG7首脳声明においても、制裁の回避や迂回、バックフィルを行わないことについて、G7で連携し、各国に働きかけていくことで一致をいたしました。
 こうした制裁回避のために協力していくことは四月七日のG7外相会合でも確認をしておるところでありまして、私といたしましても、今後も様々な外交機会を活用して、ロシアのウクライナ侵略に対する日本の立場を説明して、各国との連携を強化してまいりたいと考えております。
 引き続き、G7を始めとした国際社会と緊密に連携し、より多くの国がロシアに対する制裁に参加するよう働きかけることも含め、制裁の実効性強化に努めてまいります。(拍手)
   〔国務大臣古川禎久君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 林芳正

speaker_id: 30011

日付: 2022-04-15

院: 参議院

会議名: 本会議