勝部賢志の発言 (政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会)

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○勝部賢志君 私は、ちょっと認識が甘いのではないかと思います。実は私、北海道に住んでおりますが、北海道のおすし屋さんでロシア産のをもとにしたおすしを出したら物すごい批判を浴びたということ、じかに聞いておりますので。
 報道にも実は幾つかありまして、ちょっと御紹介をしますけど、消費者のロシア離れも進行していると。ある回転ずし、これは私が聞いた話とは違う話ですよ、ロシア産のイクラなどを提供していることに対して、何でロシア産なんか使っているんだと苦情が殺到した、担当者は想像以上の件数だったと言っています。
 それから、もう一つ気になることは、その不買運動もさることながら、その漁に出た人たちに対する批判なんですね。これは、冒頭申し上げましたように、私も道民の一人として、道内にいる漁業者が漁に出ていくということは、非常に期待もするし、そうあってほしいと願っています。そして、特にサケ・マスはいろいろ経過があって交渉して協定を結んでいく漁なので、港から出るときにもみんなで大漁旗を振って、もちろん安全に帰ってきてほしいということと、大漁を期待するわけですよね。
 そうしますと、報道も入るんです。結構大きく報道されます、今日から始まりますということで。そういう報道を見た方々が、ロシアの魚を捕りに行くのかということで、それが普通の行為であればいいんです。これは領海内ですから、ロシアの魚という意識はないかもしれません。ただ、こういうときだと、これはロシアで生まれたサケやマスなんですというようなこととか、協力金を払って漁をしているんですと。この枠組み自体、私は、正当な交渉でできた枠ですし、これが悪いということを言っているんじゃないんです。
 だけど、こういうときだからこそそのことを心配している漁業者がいて、今はSNSなどでの批判というのは物すごいですから、本当に間違った理解でそれに同調する人たちがいるわけですよね。そういうことを私は心配をしていて、本当に安全に安心して、そして大漁で戻ってきてくれるというのはもう全くそのことを願っているわけですけれども、そうじゃない状況になることにも私は準備、対応しておく必要があるのではないかという、そういう趣旨でこの質問をさせていただいております。
 そこで、大臣にお伺いをしたいと思うんですけれども、松野官房長官は、日ロサケ・マス交渉が始まるときに記者会見でこのように発言されました。日本の持つ権益維持確保のために行うこととしたと。これは政府の判断だという意味だと思います。しかし同時にですね、しかし同時にというか、こう述べられました。
 私は、その日本の国益を守るという観点は大事だというふうに思います。しかし同時に、このロシアへの経済制裁とか国際協調の中で今進めていることとの兼ね合いがどうなのかということは、やはり十分検討すべきだというふうに思うわけですね。
 大臣もそのような認識にあると思うんですけれども。そのバランス、どちらを優先するかということも含めて、これは高度な政治的な判断が今こそやっぱり必要なんだと思うんです。ですから、私、先ほど最終判断はどなたがされたんですかというふうに聞いたのは、政府として責任を持ってこのことに判断をしていかないと後々困ったことになるのではないかと思ったものですから、そうお聞きをしました。
 交渉の現場では部長が最高責任者として判断をしたということなんですけれども、そもそも、この交渉に臨み、どういう状態だったら交渉として妥結できる、けれども、例えばですが、例えばですが、戦争の状況が更に更に深刻化していったときにはどうしたらいいかとか、いろいろな判断があって私はしかるべきだと思うんですね。
 そういう意味で、大臣がこのサケ・マス交渉についてどのような考え方から判断をされたのか、あるいは、この今言った日本の国益とそれからロシアへの経済制裁との兼ね合いをどのように図っていくというふうに考えておられるのか、見解をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 勝部賢志

speaker_id: 15295

日付: 2022-04-27

院: 参議院

会議名: 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会